www.kensawada.com
TOPICS 色々なお話   RIR(ロード・アイランド・レッド)についてのちょっと面白い話

Rhode Island Red(ロード・アイランド・レッド)とは?

Rhode Island Red hackle cape and Lunn's Particular.

さて、Lunnが製作したフライのパターンリストは彼の自筆でない可能性が高いのだが、それが後々大きな混乱を生むことになった。

混乱の元は、彼が多用したRIR (Rhode Island Red ロード・アイランド・レッド)である。

先ず、RIR(ロード・アイランド・レッド)とはどんな鶏なのか。検証してみたい。

RIR(ロード・アイランド・レッド)はアメリカで生み出された鶏の品種で、産卵数が多く、またその肉の味や量が優れていたため、養鶏界で一世を風靡した。

その優れた血統ゆえに、後々多くの品種と交配され、更に良質な鶏が作り出された。

ちなみに日本の鶏の中で最も美味と言われる比内地鶏は、オスの比内鶏とメスのRIR(ロード・アイランド・レッド)の掛け合わせである。

RIR(ロード・アイランド・レッド)はその名が示す通り、アメリカ、ロード・アイランド州、アダムスビルと言う町で誕生した。

元々パキスタンに生息していたBlack Breasted Red Malay Cockという鶏のオスがイギリスに持ち込まれて飼育されており、これをアメリカに輸入し、ブラウン・レグホンなどと交配して生み出した新品種である。

RIR(ロード・アイランド・レッド)を作り始めたのは1850年代という説がある一方、品種として確定したのは1905年とも言われている。

--つづく--

©KEN SAWADA
2012-12-04

TOPICS 色々なお話   RIR(ロード・アイランド・レッド)についてのちょっと面白い話