'07 2年目のGood Luck! サクラマス 56cm!
長谷川 和哉 (はせがわかずや) 神奈川県在住 Kazuya Hasegawa in Kanagawa 【Japan】
フライフィッシング歴18年 / サクラマス歴2年
2年目で手にしたファースト・サクラマス56cm。この釣りを始めて本当に良かった!
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
サクラマス Cherry Salmon |
体長 Length |
56cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
アクアマリングリーン on ウォディントン35mm ST1 #6
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ロッド Rod |
KS SS 1712D |
リール Reel |
KS SU Salmon II Neptune |
釣った日 Date of Catch |
2007/04/21 |
釣った場所 Place of Catch |
三面川 |
IMPRESSIONS
サクラマス釣り2年目のスタートは昨年と同じ三面川からとなった。
その分フライを長い時間泳がせるよう心掛けた。
解禁日は兄ともども何事も無く終了!
そして2日目の午前中、いつもはポイントまでの歩きで素通りしていた場所が妙に魅力的な流れに見えた。そこで兄には下流のポイントを先に流してもらう事にして、自分はその気になる流れを攻めてみる事にした。
流し始めてみると、思った通りラインのテンションと言うか、流れ方がいい感じだ。釣り始めてから5〜6投目だったろうか・・。流心を離れた所で何時もより早めにリトリーブに入った手が「ドスッ!」と止められた。今までに味わったことの無い重さに一瞬、「えっ?」と思う間も無く、手元に手繰ったフラットビームが勢い良く走り出し、すぐにサーモン?が逆転を始めた。「やった!」と思ったのも束の間、ラインは走るのを止めてしまった・・・。
・・・そう、初ヒットはほんの数秒であっさりと決着が付いてしまったのだ。
帰りにサワダさんのお店に寄り、その事を告げると「出来るだけスイングで喰わせる事が大切。ただリトリーブで、キャッチ出来るか否かは魚の喰い気(活性)次第。比較的初期は飲み込んでしまう事が多いから、ちょっと運が無かったかな。」と慰められた。
2週間後にそのポイントで兄がバラした時、「このポイントは絶対釣れる!」と2人とも確信した。
それから更に3週間後の4月21日、最初にバラしたのと同じ時間帯にそのポイントに入った。流し始めてやはり5〜6投目だったろうか。流心をフライが離れたところでリトリーブ、3回目を手繰った手にあの衝撃がやって来た!
あっと言う間に手元のフラットビームが出て行き、サーモン?の逆転音が河原に響き渡った。今回は長い時間鳴り続けている。
ドラッグが少し強かったのか、サクラマスが水面に頭を出し左右に振りながら下流に走るのを見て、少しだけ緩めたのを覚えている。
正直、後はサクラが止まるまで記憶が無い。ただ止まった時点で我に返り、ロッドを岸に向けて倒しラインを張って合わせた。ズッシリとした重量感が、「今度は間違い無く掛かっているぞ!」と教えてくれていた。後はロッドの角度と無理なテンションを掛けないように注意し、ゆっくりとリールにラインを巻き取って行くだけだ。
途中3回程、流心に向かって走ったが、ロッドの長さと弾力を利用してかわした。徐々にサクラとの距離が詰まって来ると、今度は水中でローリングしている銀色の塊がやたらと大きい事に膝が震え出した。
ダブルハンドでこんなに大きい魚を掛けたのは初めてだ。近くに浅場は無いからネットで捕るしかないだろう・・・。色んな事が頭の中を交錯していた。だが流石にサクラも疲れたようだ。完全に横を向いてしまっている。「よし!勝負だ!!」
岸に戻り、ネットの中のサクラマスを見た時、ひとり小さくガッツポーズ。携帯は車の中に置きっぱなしだ。下流の兄に一刻も早く知らせる為、ウェーダーを履いたまま河原を走った。
その後、写真撮影が一段落してから、お世話になった沢田さん、マリーアンさんや地元のプロショップこどもやの平野さんに佐藤さん、また知り合いに電話し、皆から祝福された時、本当にこの釣りを始めて良かったと思った。出会うためには自分を磨かなければならないが、その1匹の魚が色んな人と出会わせてくれたから。
そして翌週4月28日、G・W前半の初日。時間帯も水位、水量とも前回とはかなり違うが、また同じ場所で幸運にも50cmのサクラをゲットする事が出来た。こいつは掛かってから走り出すまでの間に2〜3回ジャンプした。合わせたい衝動に駆られるが、「何もしない事。ハズレる事もあるけど何かをするよりはよっぽどまし!」の言葉を思い出し、我慢したのが良かったようだ。
今期は幸運にも2本のサクラマスと出会える事が出来た。これから一体何本のサクラマスと出会えるのだろう・・。もしかしたら唯のまぐれか・・。来年はその真価を問われる。抜かりのないよう、準備と努力はしっかりとしておこう。
釣った日の天候 Weather of the day: 曇りのち雨 / 晴れ
水温・水温の変化など Water Temperature: 7℃
水量・水量の変化など The Volume of Water: ハイウォーター