'07 予感、ヤマカン・・ ヤマメ 37cm!
人見 倫央 (ひとみのりお) 栃木県在住 Norio Hitomi in Tochigi 【Japan】
フライフィッシング歴?年 / トロフィークラブ歴 2年
3回も勢いよく走ったヤマメ、37cm。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
37cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
ピーコック・クィーン on クラッシクスプロ-ト TD3 #4
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ロッド Rod |
KS SD BLACK RANGER |
リール Reel |
KS THE HONEYCOMB 56 Silver |
釣った日 Date of Catch |
2007/06/26 |
釣った場所 Place of Catch |
本流 |
IMPRESSIONS
次の雨が来る前、「今が少しの減水かな?」予感とヤマカンを頼りに出掛けた。
川に着いてみると、川岸のいたる所に黒く流れの跡が残っている。今の今まで水が流れていました・・と言わんばかりだ。私は、「ヤマカンはピタリ当たった。でも、こんな時は肝心の予感の方はダメなものさ。」などと思いつつ、川に下りた。
釣りを始めると、すぐに元気のいい小ぶりのヤマメが2尾、続けて釣れた。小さいとは言え、パーマークの美しいヤマメである。ホントはこの時点で満足すべきであろうが、私は、「やっぱりな・・・。幸先良く小さいのがスグ釣れる様な時は、いい魚を手にできた覚えが無い。」などと・・・。
まったくバチ当たりな話である。こんなにも素晴らしい釣りを日常生活の中で楽しんでいるのに・・。「雑念を捨て、子どもの頃の様に、ただ単純に、ただひたすらに釣りを楽しめ。」・・・私は、欲でできたオノレの心に言い聞かせ、気持ちを新たにフライを流し始めた。
大きな瀬を釣り下り、流れも中盤。流芯は、幾つもの怪しげなヨレやうねりに姿を変えている。ただ無心だった。私の視界には鉛色のそれが映っている・・・。すると、フライが流れているであろう流れが「フワッ!」と、しわ1つ無く盛り上がった。まるで大きなフライパンをひっくり返したように・・・
ジィッ、ジィッ、ジイィッ。フライを少しずつもって行く様なパターンのアタリだ。「まて、まだ早い。」 リールがそう言っている。ほどなく、魚は長い金属音を引っ張って止まった。よし、ファイト開始だ。
と、思う間もなく再びダッシュ! 最初のダッシュと同じ様な走りだ。走り足りなかったのかな・・。さぁ、休む隙を与えず、いよいよファイト開始。すると、魚はまたダッシュ。3回連続で走る魚は初めてだ。しかも同じ様な距離とイキオイで。
ブラックレインジャーが「グッッ」と曲がり、バッキングラインが瀬尻に向かって「ビンッ!」と張っている。これ以上、魚の好きにはさせられない。私は、スプールを押さえ、やっとファイトを始めた。
プレッシャーを掛けても魚は動こうとしなかったが、私が川岸に上がり、更なるプレッシャーを掛けた為、ゆっくりと瀬尻を上がってきた。魚は相当疲れているはず、ひたすら「寄せては巻き」を繰り返す。10mほど魚を寄せた頃、再び走ったが、3回ダッシュのイキオイは無い。今度はバッキングは出ていない。
私は落ち着いて魚を寄せ、好ファイターを川岸へ。
予感とヤマカンが当たった、ある1日の終わりでした。
釣った日の天候 Weather of the day:くもり