'07 昨年と同じ、深夜のロングプール アトランティックサーモン 101cm, 10.0kg!
藤原 吉和 (ふじわらよしかず) 栃木県在住 Yoshikazu Fujiwara in Tochigi 【Japan】
フライフィッシング歴11年 / サクラマス歴10年 / サーモンフィッシング歴5年
午前1時半。5年間追い続けてきた念願の10kg、101cm。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
アトランティックサーモン Atlantic Salmon |
体長 Length |
101cm |
体重 Weight |
10.0kg |
フライ Fly & Hook Size |
Black Fairy 40mm with ST4 #4
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ロッド Rod |
KS SW 1712H Ultimate Hard Action |
リール Reel |
KS SU Salmon II Neptune |
フライライン Fly Line |
DST-12-I |
釣った日 Date of Catch |
2007/06/21 1:30am |
釣った場所 Place of Catch |
River Gaula, Long Pool |
IMPRESSIONS
土曜日の夜、沢田御夫妻から渡されたバトンも、2回の渋々コンタクトに根負けして、ロッドを曲げてしまい、当然のごとくフックアウト…。未熟者である。
それのみで、相変わらずタフなガウラの釣りも数日を残すのみとなっていた。
木曜日深夜、ロングプールの核心部を何事も無く釣り下がってしまい、緊張感も緩んでいた数投後に、突然、すさましい音と共にラインが引き出され、あっという間にフッキングも完了してしまった。今までの経験上、良いフッキングが出来ていない事は直ぐにわかったが、やるしかない。
下流の流芯に張り付いたサーモンに、思いっきりプレッシャーを掛けてみるが、全く動かない。それどころか、さらに力強くラインを引き出して行き、フローティングフラットビームの繋ぎ目が見え始めた頃、サーモンはプールのテール部にまで達していた。これ以上下られたら、ハイバンクのレールウェイプールに落ちてしまう為、意を決して、リールを押さえ込み、止めてみた。
遠くの水面を割って抵抗を見せたサーモンも、ようやくこちらを向き、それからはおとなしくなり、自ら岸に上がって来る様に見えたところを、今回同行の青木さんに押し上げていてもらい、完結することが出来ました。
8キロと10キロの差がこれ程まで違うとは…。本当に強いサーモンであった。
ファイト中、ずっと気になっていたフッキング状態を確認すると、左のコーナーにフッキングした痕がある。しかしそこにフックは無く、運良く口先上下に、ちょうど口が開かなくなる様にフックが掛かり直っていた。もし小さなフックを使っていたらと思うと、背筋が凍る思いがした。おそらく、強引にリールを押さえ込んだ時点での事であろう…。
ガウラ5年目にしてようやく目標を達成することが出来た、念願のジャスト10キロ!!
しかし、その達成感に満たされているはずの自分の心は、ほんの数時間後には更なる大物を夢見て、遠くの水面めがけてフライをキャストし続けるのでした。
日頃からお付き合いさせて頂いて今回の釣行でも、何から何までお世話になった同志の先輩、青木氏が数年前に言ったいた。“Salmon fishing, poison.”と・・。私も、完全に遣られてしまったようである…。