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'07  ライズの向こうに怪しい流れ ブラウントラウト 53cm!
尾股 隆幸 (おまたたかゆき) 長野県在住  Takayuki Omata in Nagano 【Japan】
フライフィッシング歴13年 / サクラマス歴2年
Takayuki Omata Brown Trout
2度目のチャンスは万全のフッキング。雌のブラウン53cm。その後に釣ったレインボーと記念撮影。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species ブラウントラウト Brown Trout
体長 Length 53cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size Great Sedge on TD4 Old Limerick Wet #6
ロッド Rod KS SS 1612D Millennium Green
リール Reel KS SU SALMON I Silver
フライライン Fly Line DST-12-FI
釣った日 Date of Catch 2007/06
釣った場所 Place of Catch 本流
IMPRESSIONS

6月になったというのに雨が少なく、

しかし魚の活性は高いようで、イブニングになるとライズの輪が水面に雨のように広がった。それは本流で見る初めての光景だった。

定石通りフローティングラインにグレートセッジを結んで投げると、次々に反応があった。ライズの主は26〜34 cmまでのヤマメだった。

5匹目の尺オーバーをリリースして一息入れると、今までライズのあった場所の向こうに見るからに怪しげな流れを発見した。

その付近ではライズが見えなかったが、この日の状況なら必ず何かが居そうに見えた。距離があるので思い切りフライを投げ込んだが何事も起こらない。

ところが諦めかけた頃に突然当たりがきた。私は不意をつかれてフッキングに失敗してしまった。

もう失敗は許されない。私はフライから上手く着水できるよう慎重にフォルスキャストを行い、もう一度同じ場所に投げ込んだ。すると着水と同時に魚が飛びつくのが見えた。

フッキングも問題なく53 cmの雌のブラウンを釣り上げることができ、この日に初出動したサーモン1・シルバーの良い記念となった。

しかしその直後に釣った模様の珍しいニジマスと記念撮影をしていて、私はふと気が付いた。ブラウンの尻尾の付け根に傷があった。それがどう見ても魚の歯形に見えたのだ。

このサイズの魚に襲いかかるなんて、一体どんな魚なのだろう。私は薄暗くなった水面を見つめながら、その化け物を釣る決心をした。