'08 本命はダークフラゴン#8で アマゴ 30cm!
前田 靖次郎 (まえだやすじろう) 静岡県在住 Yasujiro Maeda in Shizuoka 【Jaan】
フライフィッシング歴8年
マルタの襲来の後、1投目に来た本命。30cmの美しいアマゴ。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
アマゴ Amago Trout |
体長 Length |
30cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
ダークフラゴン on TD5 Bartleet Sedge #8(リードフライ)
|
ロッド Rod |
KS SF MAJOR |
リール Reel |
KS SU 56 Green |
釣った日 Date of Catch |
2008/04/06 イヴニング |
釣った場所 Place of Catch |
極秘 |
IMPRESSIONS
やっと山桜が咲き始め、イヴニングにセッジのハッチが始まったとの情報を得て、勝負はイヴニングしかないとその日は思い、17時頃目的のポイントに到着。
折からの強風の為か、釣果が芳しくないからか、幸い釣り人はおらず、のんびりとセッジのハッチを待ちながら、タックルのセッティングやメジャーリングをし、更に余った時間は知人に電話をし、時間つぶしをした。しばらくすると、セッジのハッチが始まり、痺れを切らし、ポイントへキャスト。
フライが流心からはずれたところで、強烈なアタリがMAJORのティップを絞り込ませた。私は「しまったぁ」と思った。何故かと言うと、そのポイント(に限らずだが)に居る魚は何もアマゴだけとは限らないからだ。ウグイ・マルタ・ニゴイ等も多数生息している。
強烈な引きをやり過ごしながら、ランディングした彼はやはり40cmオーバーのマルタであった。彼も荒海からの旅人だけあって、かなりのファイトをする。何でも魚の引きを味わいたければかっこうの標的であろう。でも私のターゲットはあくまでもアマゴです。その後も彼らの猛襲に辟易し、お気に入りのグレートセッジもボロボロにされる始末。
やむなく、フライを予備のセットに換えた。リードフライにダークフラゴン#8、ドロッパーにピーコッククイーン#4。ポイントも少し上流に移動し、対岸近くの流心を狙うことにした。セッジのハッチがピークを迎えた様で、耳元を擽った。
1回のキャストでうまい具合に、目当ての流心にフライを置く事が出来た。「さあこい!」と思った瞬間、ラインを引っ手繰るようなアタリがあった。反射的に合わせを入れた直後、「また奴等(マルタ)かな?」と、一瞬いやな予感が過ぎったが、流心を縦横無尽に走るこの引きは、明らかにマルタのそれとは違っていた。
詰めを誤ってはいけないと、慎重にやり取りしランディングした。ネットに納まったのは、リードフライのダークフラゴン#8を下あごに捕らえた正真正銘の、半ば銀毛化した本命であった。この素晴らしい魚体を見ると、積年の苦労もその日の疲れも忘れてしまい、益々深みに嵌まってしまいそうで、何故か怖くなった。
帰りのカーステレオから流れるBob Dylanの「Mr. Tambourine Man」が、思い込み過ぎか、私に対するあてつけの曲に聴こえてならなかった。
天気:快晴
気温/水温:約15/約13度
水量/水質:平水/クリア