'09 2009シーズン開幕 ヤマメ 30cm!
沢渡 郷 (さわたりごう) 青森在住 Gou Sawatari in Aomori 【Japan】
フライフィッシング歴11年 / サクラマス歴8年
開幕は幸先良く、オスの尺ヤマメでスタート。これから6ヶ月が楽しみ。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
30cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
ロイヤルコーチマン on TD4 Old Limerick Wet #8
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ロッド Rod |
KS SD POWER SPEY |
リール Reel |
KS THE HONEYCOMB 56 Silver |
釣った日 Date of Catch |
2009/03/22 |
釣った場所 Place of Catch |
渓流域 |
IMPRESSIONS
渓に到着すると水量は多めだが釣りをするには問題なさそうだ。しかし林道は雪に閉ざされており、上流部へは雪の上を歩いていくしかないだろう。
雪の上には数日前に歩いたと思われる釣り人の足跡が残されていたが、途中で消えた。この付近には滝があるので、そこを狙って入渓したらしい。
私は更に上流へと歩くことにした。少ししてから渓の様子を見るために林道から外れ、20m程下の流れをのぞき込む。
程良い流れの淵が見えた。時間は10時を少し廻った頃だ。偵察をかねてこの辺りからはじめてみる事にした。傾斜の緩い雪の斜面を慎重に下る。
岸際は雪庇になっている場合もあるので、降りる場所を慎重に選ばないと雪庇が崩れ、流れに転落するなど大変な事になる。幸い、危険な思いもせずに流れに足を入れることが出来た。
例年のことだが、お彼岸の頃にはドライフライでスタートをするのが習わしとなっている。今年も先ず最初にドライフライを結んだ。
流れは澄んでいるが少し元気がありすぎる。ドライフライには相応しくない状況でも一年振りのドライフライキャスティングを堪能する。小一時間程キャスティングを楽しみながら渓を遡行する。
ひとしきり満足したところでウエットフライに切り替えた。
流れの穏やかなポイントに絞ってウエットフライを沈める。魚も活気づいているだろうと思っていたが、ここぞというポイントからも魚信は伝わってこない。水温が低いため魚の活性が悪いようだ。
こんな時は魚の着きそうな水深のあるポイントの巻き返しに、なるべくフライを長い間留めておくようにすると、我慢できなくなった魚がフライに食いつくものだ。
緩い巻き返しの白泡の中へフライを送り込んで待っていると、青白い影が水中を動いた。
すぐに合わせると針掛かりが浅い事が多いので、ここは合わせずに引き込まれるのを待つ。2秒程してからラインが引き込まれると同時にアタリが手元に伝わってきた。
すかさずロッドを立てながら左手でラインをたぐり寄せる。待望のHitなので特に慎重になってしまう。
初物にしてはサイズが良さそうだ。早い流れに潜られないように魚を誘導し、緩い場所で魚を落ち着かせる。頃合いを見計らってランディングネットを差し伸べ、ネットイン完了。
いつもながらこの瞬間が堪らない。雄ヤマメの口にはドロッパーのロイヤルコーチマンが仕舞われていた。
思いも掛けぬサイズに独り微笑みながら、錆の残った魚体にメジャーを当てる。ジャスト30cmのヤマメであった。
2009年開幕は幸先の良いスタートとなった。これからの6ヶ月、一体どんな出会いが待っているだろうか。
釣った日の天候 Weather of the day:曇り