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'09  感動の「鼻曲がり」 ヤマメ 42cm!
長谷川 和哉 (はせがわかずや) 神奈川県在住  Kazuya Hasegawa in Kanagawa 【Japan】
フライフィッシング歴20年 / サクラマス歴4年 / 大物歴:10年〜
Kazuya Hasegawa Yamame Trout
「曲がった鼻」に嬉しさがこみ上げてきた。念願の雄ヤマメ42cm。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species ヤマメ Yamame Trout
体長 Length 42cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size ダンケルド on SL2 #8
ロッド Rod KS SD POWER SPEY
リール Reel THE HONEYCOMB 56 Gold
釣った日 Date of Catch 2009/08
釣った場所 Place of Catch 本流
IMPRESSIONS

怖いくらいに好調だった今シーズン、

hasegawa
ヤマメのアタリはさっぱり途絶えてしまった。毎年梅雨が明けると釣果は落ちるものだがここまで極端とは?

今年、梅雨の間は雨が少なく、梅雨明け宣言後は雨が多い。その辺りの事を沢田さんに相談すると、「釣れ難い原因は暑くない夏(昼間)だよ。」と一言。困惑気味の我々を前に「まずモーニングが良くない。あとは普通じゃ無い時にいつもと同じパターンで攻めては駄目。大きいフライ使ってる?」と言われ、答えられない自分達がいた。

ある日のモーニング、支度をする前に携帯で水位のチェックをすると家を出る前に比べ増水気味、どうやら山間部で雨が降ったようだ。この辺りは降ってなく釣り自体は問題なく出来るのだがこのポイントでは不利な条件になる。
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さて困った。時間的に余り余裕は無かったが、兄と相談して別のポイントに向かう事にした。この時間帯なら殆んど車も走っていないだろうから移動するのも大して時間は掛からないだろう?そう踏んでの強攻策だ。

ポイント近くの車止めに到着すると幸い誰の車も止まっていない。シーズン最盛期には入ることさえ困難なポイントだが、最近釣れなくなってから釣り人の数も激減していた。「祭りの後」の感は否めないが「今日の条件ならチャンスはあるはず。」不思議とそう思えた。


ここは規模が小さいので二人で釣るのはとても無理。が、それ故に勝負も早い。あとはやる気のある魚さえ居てくれれば・・・。この前の沢田さんのアドバイスを参考に、いつもより大きめのSL2の#6に巻いたマドラーミノーをドロッパーに、リードフライはSL2の#8に巻いたダンケルドを結んでみた。

移動に時間を取られたので直ぐに釣り開始。幾らもしないうちに怪しい流れに差し掛かった。ここまではコッパのアタリすら無い。「来るならそろそろ・・・。」そう思ってフライを流心に打ち込むと、一瞬魚がフライに触った感触があったが乗らなかった・・・。

「誘うか?それとも打ち返した方が良いか?」頭の中でふたつの考えが交錯した瞬間、リールが逆転した。追い食いしたのか?別の魚がアタックしたのか?
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スピードは無いが重量感のあるファイト。「雄ヤマメか?」の思いが脳裏をかすめる。「厳つい顔付きの雄ヤマメを釣りたい、出来れば鼻曲がりの!」兼ねてからそう思っていた。不思議と、今まで釣った大型のヤマメは雌ばかりであったからだ。引きの具合とネットで掬う時の目測で40cmはあるかな?と思ったが、暗がりでもハッキリと判る「曲がった鼻」に嬉しさが込み上げて来た。

明るくなり、写真を撮っていると、短いが牙も生えかかっているのが判り、本当に感激!

季節により目まぐるしくその容姿を変えていくヤマメ、その変化に我々釣り人も季節を感じ取ることが出来る。

沢田さんのアドバイスが無ければ出逢えなかったであろう雄ヤマメ。自分の中にもう一つ、引き出しが増えた事も大きな収穫となった。
釣った日の天候 Weather of the day: 曇り

水温・水温の変化など Water Temperature: 未計測
水量・水量の変化など The Volume of Water: 平水