'09 ドラマは最後に! ヤマメ 41cm!
長谷川 俊哉 (はせがわとしや) 神奈川県在住 Toshiya Hasegawa in Kanagawa 【Japan】
フライフィッシング歴20年 / サクラマス歴6年 / 大物歴:10年〜
痩せたヤマメ。見た目には40cmあるとは思えなかった。が、計ってみると41cm。シーズンのフィナーレを飾ってくれた。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
41cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
シルバーサルタン on TD2 #10
|
ロッド Rod |
KS SF SHANNON |
リール Reel |
KS THE HONEYCOMB 67 Gold |
フライライン Fly Line |
AR2-WF-7F+Super Tech Leader 9ft 1X |
釣った日 Date of Catch |
2009/09 |
釣った場所 Place of Catch |
本流 |
IMPRESSIONS
今年は川と魚のコンディションが非常に良く弟も絶好調!
気が付けば解禁最終日を迎えていた。
モーニングに選んだ下流域のポイントは魚の気配が感じられずに、ウグイのアタリだけで終了。あとやれるのはイブニングの1回のみ、ポイント選びは慎重に行わねば。
夕方にはまだ少し早い時間だったが今度は上流域のポイントから見て周る事に。だが流石に最終日、有名ポイントには既に先行者がスタンバイ状態で、なかなか空きが無く、段々焦りが出て来た。兎に角候補に挙げたポイントを急いで見て周らねば・・。次も人気ポイントだからパスして、下流域まで一気に車を飛ばすか・・。迷ったが駄目元で行ってみると、幸運な事に誰も居なかった。
これが今年の最後と言う余韻と暫しの安堵感に浸っていると、別の車がやって来た。慌てた様子でウェーダーを引きずり出し支度を始めるフライマン。こちらには目もくれない。仕方なく声を掛け了承を得たが、どう言うつもりなのだろう。準備が済んだ方が先!では皆、落ち着いていられなくなってしまうではないか。
上流に向かう弟と健闘を誓った後、河原の石に腰を下ろし一息ついた。秋の夕暮れは駆け足でやって来る。幾らもしないうちにヒゲナガが飛び始めた。お盆の大増水後、殆んど見かける事は無かったが、良く見るとこの辺りの底石にはヒゲナガのラーバやケースがまだかなり残されていた。彼らが居なくてはこの釣りは成立しないし、魚も育たない、来年の事を思い少しだけ安心した。
1流し目は何も無かった。普段はこれで終わるのだが、何と言っても最終日、また半年以上待たされると思うとやはり名残惜しい。西の空を見るとまだ明るさが残っているし、弟も戻って来ていない。そう思うとワレットから別のリーダーを取り出していた。
時間帯の差なのか、何回かアタリがあり、乗ったが直ぐにフックオフしたのが2回。「何か今年を象徴する様な終り方だな。」と苦笑い。その時上流から人の気配が・・。どうやら弟が戻って来たようだ。「本当にお仕舞いだな。」正にそう思った瞬間、リールが逆転した。大して走らずに止まったのでラインを回収しようとハンドルに手を触れた途端、ダッシュ&ジャンプ。今年を締める為にもコイツはバラせない。久しぶりに緊張感のあるファイトだった。
程なくしてネットに収めたのは虹鱒の様にレッドバンドの鮮やかな雌のヤマメであった。しかし痩せている、見た目に40cmあるとはとても思えなかったが、弟が「細いけどあるよ。」と言うので測ってみると41cm。増水後に直ぐ秋になってしまい、エサを取ってないのだろう。少し痛々しい姿にシャッターを押す指が躊躇う。急ぎ写真で慌ててリリース、ヤマメは意外な程、元気に流れに戻って行った。
その姿にこちらが逆に励まされたような気がした。彼女にはもう逢えないが「また来年!」と言わずにはいられなかった。
釣った日の天候 Weather of the day: 晴れ
水温・水温の変化など Water Temperature: 未計測
水量・水量の変化など The Volume of Water: 渇水