'09 解禁のトンプソンリバーで スティールヘッド 90cm!
岩森 仰史 (いわもりたかし) ブリティシュ・コロンビア州在住 Takashi Iwamori in British Colombia 【Canada】
フライフィッシング歴11+α年 / サーモンフィッシング歴2年 / カナダ州政府公認フィッシングガイド
無事解禁となったトンプソンリバーで釣った美しいメスのスティールヘッド。90cm。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
スティールヘッド Steelhead Trout |
体長 Length |
90cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
Black Fairy on SL4 #6
|
ロッド Rod |
KS SS 1612D Limited HARD ACTION |
リール Reel |
SU SALMON II THE CHERRY SALMON |
フライライン Fly Line |
DST-12-F Greased Line Floating |
釣った日 Date of Catch |
Oct 30th, 2009 |
釣った場所 Place of Catch |
Thompson River |
IMPRESSIONS
ほとんどのアングラーが例年になく良い釣果に恵まれるシーズンとなった。
昨年は禁漁だったトンプソンリバーも、同じ理由から解禁となり、近郊の町々は久しぶりに活況を呈していた。尤もダイナマイトと称されるファイターが居るこの川特有の難しさは、沢田さんが日本人として初めて挑まれた頃(1988年)と何も変わっておらず、ローカルの釣りとは言え、身が引き締まる思いだった。
私は喧騒を避けて静かなランへ入渓する事にした。
長大なトンプソンリバーは一日で回れるランの数が限られる為、効率良く魚が定位していると推測される核心部をダイレクトに釣る事にした。水深5m程の一見緩やかな流れは、良く観察すると幾つかの分厚い水の束で構成され、実に複雑かつ重そうだった。
3投目、DSTフローティングラインが静かに着水して、フライが小さな生き物に変わり懸命に泳ぎ出した。すると突然銀鱗が半身を露わに水面を割り、少し間を置いてSalmon II がラインの引き込まれて行く勢いの変化を正確に教えてくれた。
果たして魚はそこに居たが、予想よりも少々沖目の強い流れに付いていた。魚は乱暴に首を振り、走り、身を捩りながら飛び上がったが、スペースシューターはまるで動きを予期しているかの様に素早く奇麗にベンディングして追随し、Salmon IIとの絶妙なコンビネーションで魚の激しい動きを封じ込める事に成功した。
この厚い流れの底からフライへ飛び出して来たスティールヘッドの強い好奇心と、タックルの高い性能に改めて感嘆し、感謝した。
やがてスティールヘッドが足元に横たわった。トンプソンでは平均的なサイズではあるものの、シングルバーブレスフック使用義務の下、一般的にとてもバレやすい綺麗なコンディションのメスが、フッキングからランディングまで何の不安も無かった事や、トンプソンの強い風も大きな反転流も安全に簡単にクリア出来るパワーウェットのメリットは大きく、他と比べて釣果に差をもたらしてくれる事は明白である。
課題山積みの私にして、軽快で爽やかな釣り方パワーウエットは本当に楽しくて仕方がない。
★カナダフィッシングガイド★
http://www.canada-fish.com/
今年、トンプソン以外でもスティールヘッドの遡上は順調で、多くのアングラーに釣果をもたらしてくれました。
釣った日の天候 Weather of the day: Cloudy
水温・水温の変化など Water Temperature: 8℃
水量・水量の変化など The Volume of Water: N/A