'10 最良の日 サクラマス 65cm!
長谷川 俊哉 (はせがわとしや) 神奈川県在住 Toshiya Hasegawa in Kanagawa 【Japan】
フライフィッシング歴21年 / サクラマス歴6年 / 大物歴:10年〜
この日2本目のサクラマスは65cm。九頭竜川で、目標のサイズもクリア。「絶好」に恵まれた特別な日。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
サクラマス Cherry Salmon |
体長 Length |
65cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
スティングレー・ロングテール on PT 1-3/4in with ST1 Treble Perfect #4
|
ロッド Rod |
KS SS 1712D |
リール Reel |
KS SU Salmon II Silver Prototype |
フライライン Fly Line |
DST-12-S Type II + SuperTech Leader 12ft -4X |
釣った日 Date of Catch |
2010/03/29 |
釣った場所 Place of Catch |
九頭竜川 |
IMPRESSIONS
沢田さんの言う通り、直ぐに釣りを再開しなければならない。軽く食事を済ませ、タックルの点検をしていると、先程のルアーの方が上がって来た。話を聞かせてもらったが、何もなかったそうだ。
「移動しようか?」とも思ったが、今日は天気のせいか人が少ない。移動は自由に出来そうだし、折角空いたポイント。沢田さんの「まだ3〜4匹泳いでいるよ。」と言う言葉を思い出し、そんなプールを想像すると・・・。
ひと流し終えたが、何も起こらない。粘るつもりもあったが、何となく下のプールに行きたくなった。「今日は自分の考えに従おう、1本釣っているのだから!」
果たしてそこも先行者の姿は無く、直ぐに釣りを開始。前日は人が多く、ひと流ししかしていない。ここもプールの中ほどはラインのテンションが悪いので、その辺りは飛ばし気味に。そして核心部付近に差し掛かる。
その時、先程釣った時と同じテンションを感じた。こんなに同じ感じがしたのは本当に初めてだ。似ているのとは違う。同じなのだ。そして直後に同じあの衝撃が!
「やった、狙い通り!」と言う思いと、「信じられない。」の思いが交錯する。
しかしフッキングした場所は先程のプールより条件が悪く、冠水した草木と更に枯れた葦も岸際に密生していた。もっとも魚にとってはそちらの方が居心地も都合も良いのだろうが・・・。
反転した時に水面が1回割れただけで、1本目の魚より走らない。先程と同じく、ここもプールの頭の方まで誘導してから取り込むのがベストだ。
移動中、魚は一度水面付近に浮いた。1本目の魚より大きく見える。しかし引き自体はそんなに強く感じられない。浮き上がるのも、気持ち早いような感じがしたので、横からのプレッシャーを早めに掛けた。魚が横を向いて、取り込みOKのサインは出た。
魚の個体差なのか、実際は前の魚より小さいのか・・。少々気にはなったが、取り込みに集中。取らぬ狸のなんとやら、で終わるのは勘弁願いたい。魚は2〜3度抵抗したが、先程と同じように岸に擦り上げた。
信じられない。1日に2本のサクラマスが釣れるなんて。しかもこの「九頭竜川」で・・。
取り込んでみればやはり1本目より大きそうだ。メジャーを当てると65cm、サクラマスとしてひとつの壁と言われるサイズだ。
フッキングの位置を確認すると、なぜ2本目の方が大きいのに引きが弱かったのか判った。より深く呑み込んでいたせいで、急所の舌にフックが1本刺さっていた。流し方が良ければ、魚はより上手にフライを捕らえる。呑み込めば外れ難いだけでなく、魚も余り激しいファイトは出来なくなる。だからよりバレ難くなる。そんな話を以前聞いた事があるのだが、正に今回がそれであった。
「チャンスは短い。写真は後にして直ぐにフライを投げろ。」
今回はもちろんそれを実践したが、駄目だった。一段落して沢田さんに連絡すると、「おおっ!よしよしいいぞ、こんな時は畳み掛けなきゃ。今日はあともう1本だな。」
「・・・」、厳しい人である。
(3月29日の巻・完)
釣った日の天候 Weather of the day: 晴れ時々曇り時々雪
水温・水温の変化など Water Temperature: 6℃
水量・水量の変化など The Volume of Water: Mid Water