'01 ・・・ サクラマス 手尺で3つとちょっと!
武部 政章 (たけべまさあき) 青森県在住 Masaaki Takebe in Aomori 【Japan】
フライフィッシング歴8年 / サクラマス歴6年
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
サクラマス Cherry Salmon |
体長 Length |
手尺で3つとちょっと |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
Aquamarine Pink-Blue on WS45mm with ST1 Treble Perfect #4
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ロッド Rod |
KS SS 1612D |
リール Reel |
KS SU SALMON II The Cherry Salmon |
釣った日 Date of Catch |
2001/最良の日 |
釣った場所 Place of Catch |
秘密 |
IMPRESSIONS
2001年のシーズン、最良でもあり最悪でもありました。
あの日、目ざとく見つけたポイントでの出来事は、マスターズ鷹屋敷富士夫氏にして「今日は釣れない日だと思ってた。一生に、あるかないかのチャンスだよっ!! 呼んでくれよぉ~っ!!」と言わしめてしまいました。当日会うことはなかったのですが、彼も同じ川に来ていたのでした。
1ヒット目 釣り始めて早々の当たりに、びっくり仰天。「うわぁ!」と叫んだかも。大合わせをくれられた鱒は、半身を見せ戻っていった。もう、ドキドキ。心の準備ができていなかった。
2ヒット目 バラして直ぐの投げ直しで、「うそ! これは現実? え? 何? えっ? 」ドンと当たり、ジィージィーと出て行くフラットビームに戸惑い、むんずと掴み止めてしまった。心の整理ができていなかった。
夢の中から覚めようと、仕切り直しにタバコを。これがまた指が震えて、火をなかなかつけられなかった。一服して、3度目の正直っていうじゃないと思っていたのだが・・・
3ヒット目 「良しよし、まだいる。まだいるぞ!」「そこで当たる!?」とそのとおりに。「バラしちゃうよ、きっと。どうしよう・・」足元まで魚のほうから寄ってきたのに何もできなかった。3度目の正直を釣り上げる自信がなかった。
それでも、目の前の現実(鱒がいるということ!)をなんとかしたい。こんなことは滅多にないと、フックやティペットをやっと点検。ここで我に返ったのか?
4ヒット目 「よ~し、やっぱりきた。慎重に慎重に・・・あっ!」流れにのって下る鱒にあわせられず。サミング失敗。かなり落ち着いてきたが、根性(?)が足りなかった。
5ヒット目 「絶対捕ってやる」と根性。慎重さも何もない。ただ、釣り上げるだけだった。自分のほうにのぼって来た鱒のサイドに回りこみ、強引に岸にずり上げた。1612Dの半分ほどの距離を駆け寄って、さらに岸のほうへ。逃げようとする鱒を無下に押さえつけることもしないで、しばらく眺めていた。
遂に・・・
「や・や・や・やった~ぁ!!」5ヒット目の正直だった。
「お兄さん、すごぉい。なんていう魚?」
『サクラマス』
「はじめて見た! かっこいい、きれいだね!」
『・・・・・』
とても嬉しくて、突然現れた地元の子供達といっしょにバンザイを極めた。
「ばんざ~い!」「ばんざぁ~い!!」「ばぁんずぁ~い!!!」
その後は・・・
幸先良くスタートしたのですが、その後のシーズンはあの日の1・2・3・4ヒット目の状態が続き、マスターズ鷹屋敷氏に「そんなっ・・・!! 今シーズン終われないじゃないんですかぁ!? 早く渓流行こうよぉ・・・」とまたしても言わしめてしまったのです。反省することや悔しさいっぱいで、2002年のシーズンが始まりました。
謝辞:「トロフィーですよ! 投稿すべし!!」と薦めてくれた彼は、初めてのトロフィークラブエントリーに際し、いろいろ相談にのってくれ、さらに寄せ書きをしてくれました。
ありがとう。富士夫君。
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当日、確かに私は彼の下流で釣りをしていました。お互い釣りに来ていることは前もって分かっていたので私のほうから連絡を取ったのですが、彼の方が「圏外」に居てどうしても連絡がつかない。川は濁り、当たりもなく、今日は釣れないと判断し早々と切り上げ、帰宅してメールを見てびっくり。5本ヒット、それも全く同じ場所で・・・。
「うそぉ~!」私はショックで立ち直れませんでした。「教えてくれればもっと粘ったのにぃ~・・・。」
雨による増水でムービングした魚が群れで休んでいたのだろう。そこに彼がバッチリのタイミングで釣ることが出来た。安易に釣れないと判断した私は大いに反省することしきりでした。魚の方はというと、写真で見る限りかなりのサイズであることは容易に想像できる。しかし、5回目も外していたら今ごろ・・・!?
彼は人の釣らない所を好んで釣る、嗅覚の鋭い遡上魚好きのアングラー。またこの場所に必ずや現れると思います。
-- 鷹屋敷富士夫 --