'02 7年連続の陶酔 サクラマス 62cm & 60cm!
力石 節夫 (ちからいしせつお) 東京都在住 Setsuo Chikaraishi in Tokyo 【Japan】
フライフィッシング歴25年 / サクラマス歴7年
ブラックフェアリーに来たサクラマス60cm。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
サクラマス Cherry Salmon |
体長 Length |
62cm & 60cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
ブラックフェアリー on プラスティックチューブ1.5インチ with ST1 Treble Perfect #6
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ロッド Rod |
KS SS 1612D |
リール Reel |
KS SU SALMON II, SALMON I Silver |
釣った日 Date of Catch |
2002/04/24・4/30 |
釣った場所 Place of Catch |
秘密 |
IMPRESSIONS
しかし毎年連続して会えたら、そのとき、サクラマスフィッシャーとして通じる・・・と、沢田賢一郎さんに言われたことが私の脳裏に焼き付いて離れない。サクラマス釣行はせいぜい年に5~6回程度の私にとって、毎年連続して会えるかどうか自信はない。サクラマスのシーズンが始まり、流れの前に立つ度に「今年は会えるのだろうか」と、不安感はつのる。いや、難しくも難しいこの釣りに対し、私はひたすら謙虚にならざるを得ないのである。
幸い、7年連続のサクラマスとの出会いは釣行2回目で果たし、釣行3回目にも陶酔にひたることができたが、その多くは、沢田賢一郎さんから学ぶことによってなし得たのだと感謝している。
瀬尻の落ち込みで
その瀬を見渡したとき、私はいつものように「サクラマスはどこでフライをくわえるのだろうか」と、流れを見立てた。釣り下るのに1時間はたっぷりとかかる流れに、緊張感を持続することはとてもできない。効率よく釣りを行わなければサクラマスに出会うことができないのだ。
ポイントは40ヤードを超える瀬尻の落ち込みぎりぎりのところだ。ブラックフェアリーに生き生きとした律動を与えることをイメージしながら、あえて下流側にメンデングしたラインによって水平のターンを起こした。すると、サーモン II は高らかに音色を鳴らし、今年初のサクラマスからの応答であることを伝えてくれた。
ふたたび瀬尻の落ち込みで
翌週、少し減水気味でだったので、10メートルほど上流にねらいを定めた。流れはゆったりとしている。 対岸ぎりぎりにブラックフェアリーが落ちた。流心に引き戻されようとするのをみはからい、下流側にメンデングしてラインの弛みをとると、ブラックフェアリーに大きな水平のターンを起こした。瞬間、サーモン I が心地よく川面に鳴り響いた。
62cmのフレッシュラン。フライはやはりブラックフェアリー。