'05 2005シーズン終盤の溪を彷徨い ヤマメ 35cm、34cm×2!
沢渡 郷 (さわたりごう) 青森県在住 Gou Sawatari in Aomori 【Japan】
フライフィッシング歴7年 / サクラマス歴4年
ローウォータージャシッドを飲込んだヤマメ、35cm
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
35cm、34cm×2 |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
ジャシッド on TD5 Bartleet Sedge #10 オレンジセッジ on DD2 Flat Perfect #10
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ロッド Rod |
KS AR ORIENTAL
KS AR INVENTION |
リール Reel |
KS SU 34 Silver
KS THE HONEYCOMB 45 Gold |
釣った日 Date of Catch |
2005/08/20
2005/09/10 |
釣った場所 Place of Catch |
秘密! |
IMPRESSIONS
ワイルドキャナリー#14やランズパティキュラ、BWOスピナーなどは一度外した魚にも効果があった。
ヤマメ、34cm×2
ヤマメ、34cmオス
ウエットフライのゴードンで30cmのヤマメ
コーヒーブレイク#12で35cmのイワナ。ロッドはメジャー。
ランズパテキュラ#14で30cmのヤマメ
ランズパテキュラ#14で30cmのヤマメ
ワイルドキャナリー#14で31cmのヤマメ
6月と7月はサクラマスを追いかけていたので、渓流はお預け状態。ときおり気分転換に出かけたが、35cmのイワナを釣っただけだった。サクラマスを釣っている時に尺1寸くらいのヤマメが釣れたが、これはノーカウント。
サクラマスが終わって溪に戻ったが、尺物に会えないままお盆が過ぎた。
ある日フッキングを良くする目的で、10番のTD5 バートリート・セッジに12番サイズのジャシッドを巻いて出かけた。流れに浮かべるとイメージ通りの浮き方をした。すぐに泣き尺ヤマメが釣れたが、フックが刺さっていたのは上あごの先で、これは当てが外れた。
しかしすぐに絶好のライズを見つけた。慎重にフライを投げると魚は思い通りに出てきた。フッキングと同時に魚は猛烈にダッシュした。すかさず川に立ち込み応戦。
KS AR オリエンタルがバットからしなっている。しかしロッドの強靭な粘り越しのおかげでランディングに成功した。ヤマメは35cmの見事な体躯をしていた。そしてローウォータースタイルに巻いたせいかどうか解らないが、針が口の奥深くに刺さっていたのを見て感激した。
しかしそれ以降、ローウォーター・ドライフライは効果を発揮できなかった。普通に巻いた10番のドライフライでもフッキングに差がなかったし、かえってその方が使い易かった。
私はキャスティングが上手い方ではないので、広い川に行く時はKS AR インベンションを持っていく。その日私は見るからに良さそうな大淵に向かってインベンションを振り、10番のドライフライを投げた。5投ほどしたが何の反応もない。普段なら諦めるところだが、淵が余りに気になるので再び流れ込みにフライを投げた。ところがフライは激しい流れに揉まれて沈んでしまった。魚が出ることもあるので、私はピックアップせずにそのまま流しきることにした。
私がぼーっとしながら流れを見ていると、大きな魚体がギラリギラリとうねった。すかさずロッドを立てると、確かな手応えが伝わってきた。アップストリームで釣ったヤマメは大抵の場合、フッキングすると下流に下がり、釣り人の前までくると猛烈にダッシュする。この魚も同じだった。しかしインベンションは腰が強いので安心感がある。強いプレッシャーをかけながら誘導した。
ランディングネットに収まったヤマメは秋らしい厳つい面構えをした34cmの雄だった。未だ大物が釣れそうな気がしたので、そのヤマメを生かしておいたら、ラッキーなことに同じサイズの雌ヤマメがすぐに釣れ、並べて記念写真を撮ることができた。無事に産卵してくれることを祈ってリリースすると、二匹は同じ流れにゆっくりと戻っていった。
9月に入ると何処の溪に行っても必ずと言ってよいくらい尺ヤマメに出会えた。気が付いたら過去最高、シーズン7匹の尺ヤマメを釣ることができたのだが、それでも釣れなかった魚のほうが圧倒的に多かった。
収穫は14番のワイルドキャナリー、ランズパティキュラ、BWOスピナーなどが、一度外した魚にも効果があったこと。ウエットフライがドライに飽きられた魚にも効果的なことが解った。
2006年は大きなフックでフッキングの確率を上げつつ、ファースト・プレゼンテーションで一発必釣を目指し腕を磨きたい。