'02 シーズンの締めくくりを飾った本命 ヤマメ 40cm!
新井 格之 (あらいただゆき) 埼玉県在住 Tadayuki Arai in Saitama 【Japan】
フライフィッシング歴23年 / サクラマス歴4年
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
40cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
Jungle Alexandra on SL2 #6
|
ロッド Rod |
KS SS 9108F |
リール Reel |
KS SU 910 Silver |
釣った日 Date of Catch |
2002/09 19:00頃 |
釣った場所 Place of Catch |
関東の本流 |
IMPRESSIONS
Jungle Alexandra on SL2 #6
9月に入り、今シーズンも残すところあと僅かとなった。これまで何度も釣行を重ねてはいたが、本命であるヤマメは、一向に顔を見せない。半ば諦めかけていたのだが、それでも通い慣れた川のことが気になり、イブニングを狙って車を走らせた。
度重なる大水の影響でポイントは何処も大きく変っていたが、幸いこのポイントだけは、以前に訪れた時と変る事はなかった。ポイントの形状から、どうしてもロングキャストが必要であるため、ロッドはSS9108Fを使い、フローティングのヘッドを選んだ。トラブルを避けるためにドロッパーは付けずリードフライのみとした。フライは、今シーズン40センチオーバーのレインボーを多くヒットさせたジャングルアレキサンドラ。これを結び、対岸の流芯目掛けてキャストを開始した。
釣り始めるとまもなく辺りが薄暗くなりはじめた。そろそろベストタイムである。フライを打ち込むごとに今日こそは、という期待感が増していく。しかしその反面、今日も駄目かな、という不安も募る。そんな事を考えながらも慎重に釣り下り、このポイント一番の核心部にたどり着いた。
念願の40ヤマメ!
更に10メートル程、釣り下っただろうか、対岸ぎりぎりにキャストしたフライが流芯から外れ、手前の緩い流れに入ったと思われた時、押さえ込まれるようなアタリが伝わってきた。魚は流芯に向かって走りだしたが、シューティングロッドの強みを生かし、魚を流芯からひき離した。そして岸に上がって慎重にリールを巻き込み、ゆっくりと岸にずり上げ、無事ランディングに成功。
既に、あたりは暗闇に包まれておりライトを照らして驚いた。そこには、今までに見たことも無い大ヤマメが横たわっていた。一瞬、我が身を疑ったが、この時これがヤマメの記録魚であることを確信した。
精悍な顔つきと40センチジャストの魚体には、秋の季節を感じさせる婚姻色が薄っすらと表れていて、サクラマスとはまた違った美しさを感じさせられた。
これまでの苦労が一気に吹っ飛んでしまった40ヤマメに感謝。
私にとって、ウェットフライフィッシングを始めた時からの目標であった大ヤマメを遂に釣り上げる事ができ、今シーズンを締めくくるに相応しいトロフィーとなった。