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'03  念願のトロフィーは サクラマス&レインボートラウト 50cmと63cm!
鈴木 靖信 (すずきやすのぶ) 東京都在住  Yasunobu Suzuki in Tokyo 【Japan】
フライフィッシング歴10年 / サクラマス歴4年
Yasunobu Suzuki Cherry Salmon & Rainbow Trout
サクラマスを狙ってゲットしたのは何とレインボートラウト63cm。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species サクラマス&レインボートラウト Cherry Salmon & Rainbow Trout
体長 Length 50cmと63cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size Rosemary tied on 2" Plastic Tube with ST1 trble Perfect #4
ロッド Rod KS AR LANDLOCK
リール Reel SU SALMON I Millennium Blue
フライライン Fly Line DST-12-S Type II 10.5m + FB Super Floating 35lb
釣った日 Date of Catch Cherry Salmon 2003/06/14
Rainbow Trout 2003/06/21
釣った場所 Place of Catch 秋田県
IMPRESSIONS

念願のサクラマスと・・・

4年越し。本命のファースト・サクラマスは50cm。
サクラマスを狙って早くも4年目のシーズンを迎えた。

ここまで釣れないと、さすがにそれまでの自分のキャスティングを見直す気にもなり、縁あって群馬のS氏にキャスティングの指導を受けるようになりました。S氏には、それまでの自分のキャスティングが、いかにフライ・フィッシングのそれとかけ離れたものか指摘され、その日以来、プリミエールというロッドでキャスティングの基礎から練習を始め、月1回程度、その成果や悪い点をチェックして頂きました。そして今では、ダブルハンドロッドでのパワー・ウエットも何とかこなせる様になりました。

そして今シーズン


春先には九頭竜川で敗北、今年もあきらめかけていた6月中旬に秋田県への釣行の機会に恵まれ、過去に何度か訪れたことがある河川へ向かいました。
2"のプラスティックチューブに薄くドレッシングしたローズマリー。

河に着いてみるとかなりの減水。SS1712Dでは、対岸まで飛び過ぎてしまい、「こういう時こそランドロック」と思い、早々に SU Salmon I をセット。フラットビームにタイプ II を10.5mにカットしたシューティングヘッドを結び、16フィートのサーモンリーダーを12フィート程にカットし、その先のフライは、良く動きその動きで魚を誘惑する2インチのプラスティックチューブに巻いたローズマリーを結んだ。

大きな瀬の流れの頭に立ち、これまでのレッスンを思い起こしながら、一投一投丁寧にダウン・アンド・アクロスで釣り下ることにした。20メートル程釣り下った所で、フライがちょうど流芯の脇あたりに差し掛かった頃、突然「ドスン」というあたりが!

数度のジャンプをみせたあとやっと手中に迎えたのが念願の、そして初めてのサクラマスでした。

サイズは、50センチと小ぶりながら、そのスマートな美しい魚を見たときには、フライ・フィッシングをやっていて本当に良かったと思えた瞬間でした。
シーズン2匹目のトロフィーは60cmオーバーのレインボー。

そして翌週


先週味わったあの感動を、もう一度味わいたいと思い、欲張って再び同じ河川へ出向いた。タックルも先週と同じ、ポイントも当然2匹目を狙って同じ場所を釣ることにした。

早朝、流れの頭からダウン・アンド・アクロスで釣り下って行く。釣り始めてから30分程で突然、根掛かったような衝撃が手元に伝わってきた。「あんな所に石があったかなあ」と思いながらも、根掛かりを外そうと、立てたロッドを下流の岸側に倒しラインを下流へ流してみることにした。するとラインのテンションと水流でフライがモゾモゾ動くような気配がしたが、この時点ではまだ魚だとは思いもしなかった。

しかし、ラインが下流へ流れきって張った時、突然ラインが対岸に走り出し、「ジーッ・ジーッ・ジーッ」とリールからすばらしい音と共にフラットビームがどんどん引き出され、とうとう50メートル以上が引き出されてしまった。それからのことは、正直に言ってよく覚えていないのですが、とにかくジャンプを繰り返し、石裏に貼りつかれたり、対岸のテトラに潜られそうになったり、30分以上やりとりを続け、やっとの思いでランディングしてみると50cmオーバーの丸々と太ったレインボー。この川で育ったと思われる大変美しい魚でした!
迫力の横顔に、サクラマスとはひと味違った貫禄が備わる。

一緒に釣行していた友人は、自分の事の様に喜んでくれました。

50cmを超す大物が2匹も手中に出来、今年は良い結果に恵まれました。サクラマスを釣りたい一心でキャスティング練習を繰り返し、その成果が得られたような気がします。根気よく指導をして頂いたS氏には本当に感謝しております。