'03 シーズンのトロフィーは控えめに ヤマメ 30〜38cm 約30匹!
冨士山 正樹 (ふじやままさき) 栃木県在住 Masaki Fujiyama in Tochigi 【Japan】
フライフィッシング歴15年 / サクラマス歴9年
目標の40オーバーは出なかったものの、38cmを筆頭に尺オーバーをおよそ30匹。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
30〜38cm 約30匹 |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
Great Sedge on TD2 #4 - #6
March Brown on SL2 #6 - #8 etc.
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ロッド Rod |
KS SF SHANNON
KS AR MAESTRO |
リール Reel |
KS SU 67 Silver & 67 Green
KS THE HONEYCOMB 56 Silver |
釣った日 Date of Catch |
2003/05 - 09 |
釣った場所 Place of Catch |
本流 |
IMPRESSIONS
長いこと本流の大ヤマメを狙って釣りをしていると、良いシーズン、悪いシーズン、川の状況の移り変わりなど、多くの経験を通してその年の様子が大方わかるようになる。2003年のシーズンはその前の年に比べて川は驚くほど回復し、水量も比較的安定しており、トロフィーサイズを狙える良い条件がそろっていたように思う。
しかし、川が良くなって、良い魚が釣れるようになると、当然釣り人も増える。良いシーズンの課題は、釣り人によるプレッシャーの中で如何に釣るか、ということになってしまった。
6-7月、川は水量の増減を繰り返す。本流のヤマメはどちらかといえばローウォーターの方が釣りやすい。ローウォーターではお気に入りのSFシャノンやARマエストロを使って渓流のウェットフライのセオリーを実践する。ハイウォーターではもっぱらパワーウェットで川をくまなく探るようにして釣る。
このシーズンはとりわけ釣り人のプレッシャーが高く、当たり前のことをやっていては良型が釣れるチャンスは見込めないと判断。人が入らないポイント、人と違う時間帯、人と違うフライの流し方をその都度試行錯誤しながら、1シーズンを釣り抜いた。人が釣りたがらない濁りの入った日でも、あきらめずにフライを流した。
結果は尺オーバーをおよそ30匹。36cmオーバーを5本と、数に関しては不満の残らないシーズンとなった。様々な状況で、釣り方を色々変えて、チャンスに結果を出す。そういう課題はクリアできたと思う。色々な釣り方を試して見たが、結局は完璧なウェットフライキャスティングに尽きるというのが実感だ。流し方のバリエーションも、まずはそこから始まる。シーズン通して良く使うフライは、TD2の#4~#6やSL2#6~#8に巻いたグレートセッジ、マーチブラウン、マドラーミノーといったところ。イブニングライズやモーニングライズの短い時間帯に抜群の威力を発揮する。このシーズンも確実に実績をもたらしてくれた。
しかしながら、毎年何としても釣りたいと思っている40cmオーバーに出会えなかったのが残念で仕方がない。次期シーズンは自己記録を目指して、更に戦略的な釣りを考えていきたいと思っている。