'03 シーズン終盤に来た念願のトロフィー ヤマメ 40cm!
大垣 俊夫 (おおがきとしお) 栃木県在住 Toshio Ohgaki in Tochigi 【Japan】
フライフィッシング歴12年 / サクラマス歴4年 / 1998年全日本キャスティングチャンピオン
本流のウェットを始めてからずっと念願であり続けた40ヤマメ!
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
40cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
グレートセッジ on TD2 #4
|
ロッド Rod |
KS SF SHANNON |
リール Reel |
KS SU 67 Silver |
釣った日 Date of Catch |
2003/09/21 夕方 |
釣った場所 Place of Catch |
関東の本流 |
IMPRESSIONS
大物の実績を更に高めたグレートセッジ。
シーズンの終盤、川の様子が気にかかり、何の情報もないままその川に向かった。
今シーズン、梅雨明け前にヤマメの自己記録を更新し、更なるサイズアップ、それも本流のウェットフライを始めたときからの目標、40ヤマメに狙いを絞り、釣行を重ねた。しかし、突然の台風で暫く釣りが出来なくなっていた。
河原に着くと案の定、水位が高く、濁りが少し残っている。幸いにもこのポイントは潰れていない様なので、本流の大物に対して信頼のおけるSFシャノンにSU78のコンビ、フライは大物に実績の高いグレートセッジを結び、瀬の頭から釣り下った。大水で流されてしまったのか、セッジの見られる時間ながらアダルトが一匹しか見えない。アタリが無いまま釣り下り、そろそろ核心のポイントである。しかし何も無い。増水している分、今までより下流にポイントは移ると思い、更に釣り下った。
その後、何投目かのことである。流芯から離れたフライが岩の後ろに入ったと思われた頃、明確なアタリの後に『ガボッガボ!』
うっすらと色づいた秋の大ヤマメ。
何と水面で魚が暴れている。今まで釣れたヤマメはアタリと同時に下流に走り、リールを鳴らしたが、こいつは違う。そこでロッドを緩め水面で暴れさせないようにしたところ、やっと下流に走り出した。今までのヤマメより格段に多くのラインを引き出し、河原にSU78のドラッグ音が響く。今年の最後の魚になるかもしれない。この魚は必ずとりたい。岸にずり上げるのが一番安全な方法だと思ったが、岩が大きくずり上げる場所が無い。仕方なく立ち込んだままランディングすることにした。
その後、何回かの抵抗をシャノンのパワーとしなやかさでかわしながら、更に慎重にやり取りし、やっとネットに招きこんだときには既に暗くなっていた。ライトを出すのももどかしく光をあてると、そこには自己記録更新を確信させる大ヤマメが横たわり、下顎をリードフライがしっかり捕らえていた。もしやと思い、興奮覚めやらぬまま早速メジャーをあてるとジャスト40cm!
シーズンの最後の最後に念願の目標達成である。今シーズン、ラインのテンションを考えながらドリフトのバリエーションを増やし、実践した結果がもたらした最高の一尾であった。