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'04  春一番　サクラマス 60cm!
吉田　弘 （よしだひろし） 神奈川県在住  Hiroshi Yoshida in Kanagawa 【Japan】
フライフィッシング歴19年 / サクラマス歴7年
Hiroshi Yoshida Cherry Salmon
シーズン初物はすぐに本命とわかる、60cmのグッドファイターでした。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species サクラマス　Cherry Salmon
体長 Length 60cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size ブラックフェアリー on プラスティックチューブ1.5インチ with ST1 Treble Perfect #6
ロッド Rod KS SS 1410D
リール Reel KS SU SALMON I Silver
釣った日 Date of Catch 2004/04/26
釣った場所 Place of Catch 三面川
IMPRESSIONS

サクラの季節

春一番の定番はやはりブラックフェアリー。
トロフィークラブにも各地からのエントリーが増え、まさに「サクラ」の季節がやってきたという感じ。幸いにも今年は私の生まれ育った新潟、三面川でサクラマスの釣りをするチャンスを得ることができた。

川から数分の所にあるプロショップ「こどもや」のオーナー平野さんに電話してみると、ここ数日でサクラマスの釣果が増えているということなので早速出かけてみた。初日は強風、おまけに時々雨が降る最悪のコンディション。

2日目、天気が好転し、とても穏やかな日。しかし天気予報では低気圧が近づいている。チャンスは今日しかないような気がしていた。ポイントは前日の下見でいくつかに絞っていた。
シーズン初期、川は嬉しいハイウォーター。

朝一番の釣り。狙いは25ヤード先。D&Aでキャスト、スイングを繰り返し釣り下る。よし、来るならここ！と気合が入るが反応なし。こういうケース、今までの私ならばここには魚が入っていない。いれば一発で食うはずと思い込み、気持ちが途切れるところである。しかし去年のいくつかの経験で考え方が少し変わっていた。

絶対という切り札があるわけじゃない。でもこの川にはサクラマスが入っているはず。それだけで条件は整っている。誰にでもめぐり合うチャンスはある。ならば自分を信じて釣りに集中すれば良い。

しばらくポイントを休ませた後フライは変えず、立つ場所、キャストする角度を変えて釣り下る。すると強烈なあたりがロッドを曲げた。すぐに「本命」と分かるスーパーヘビー級な手ごたえ。お気に入りのSS1410Dはしっかりと曲がり、サクラマスを捕らえた。

早い流れの中でのファイトはとてもスリリング。春一番の1匹。はらはらどきどき、そして幸せな気分。