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'04  ジャシッド#10で自己記録更新 ヤマメ 39cm!
沢渡 郷 (さわたりごう) 青森県在住  Gou Sawatari in Aomori 【Japan】
フライフィッシング歴6年 / サクラマス歴3年
Gou Sawatari Yamame Trout
泣き40ヤマメで少々残念。でもめでたく自己記録更新。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species ヤマメ Yamame Trout
体長 Length 39cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size ジャシッド on DD1 Black Terrestrial #10
ロッド Rod KS AR INVENTION
リール Reel KS THE HONEYCOMB 45 Gold
フライライン Fly Line AR WF-4-F
釣った日 Date of Catch 2004/08/28
釣った場所 Place of Catch 秘密
IMPRESSIONS

手応え

DD1#10に巻いたジャシッド。
8月28日、日差しがまともに当たる長い淵。開けて釣りやすいポイント。淵尻から流れ込みまでは20mくらいだろうか。きっと誰もが良い場所と思うに違いない。しかし条件はお盆明け、快晴の真っ昼間である。あまり期待はしていない。淵を眺めても魚の姿は見当たらない。

まずは淵の中程にある対岸の出っ張りに第一投。何事も起こらない。2投目は流れ込みへプレゼンテーション。10番のジャシッドは流心の右寄りを穏やかに流れてくる。水面が輝いているため、フライを見失わないように注視していると、波にもまれたようにフライが消えた。

すかさず合わせるとインベンションに魚の躍動感が伝わってきた。サクラマスのような重量感のある首振り。体をくねらせながら下流へ下がってきた。尺は優に超えているのを確認。

5mくらいまで寄ってきたところで、突然上流に走り始めた。インベンションはバットが強いので持ちこたえた。その後はまた下流へすーっと泳いでくる。2mまで寄ってきたヤマメは予想以上に大きかった。40cmくらいありそうだ。目の前で泳いでいる大ヤマメの口先にジャシッドがとまっているのが見える。ヤバそうな感じのフッキングだ。このまま取り込めるかと思ったが、大ヤマメは再度上流に向かった。

今度もインベンションは持ちこたえて、大ヤマメを引き戻した。ヤマメは反転して向きを変え、立ち込んでいる自分の足下めがけて泳いできた。すかさず大ヤマメの目の前にネットを差し出すと、「ドスン」とネットイン。この瞬間がたまらない。

メジャーを当てると39cm。残念。あと少しで40cmだったのに。本流の魚とひと味違う、独特の色合いと体型。泣き40ではあったが、自己記録の更新となった。


2004年尺ヤマメの記録


●6月20日
サクラマスもそろそろ終わるころ、遠方から友人が東北へ釣りに来た。これを機に、今季もドライフライの釣りが始まった。

雨降りの日であったが、淵の流れ込みからフライを流すと、底からすーっとヤマメが浮き上がってマセオレンジ#10をくわえて沈んでいった。ゆっくりと合わせると確かな重みが伝わり、今季初の尺ヤマメとのファイト。
マセ・オレンジ on DU3 #10

広い瀬を泳ぎ回られて冷や冷やしたが、しなやかなオリエンタルは32cmのオスヤマメをしっかりと寄せてくれた。


●7月9日
夕方ウェットでヤマメを狙ってみた。セッジのハッチにはまだ早い時間だが、前回来たときに目を付けていたポイントに一番に入ってみた。

流心が岩盤にぶつかって手前は大きく渦を巻いている。フライを流心にのせて岩盤まで送り込み、手前側までドリフトさせてみる。微かにアタリがあるが乗らない。
ピーコック・クィーン on TD4 #8

2度目は岩盤にぶつかったあたりから小刻みにリトリーブ。小さな当たりと同時に柔らかいSF メジャーがしなった。40cmオーバーを狙っていたので。ちょっと物足りない30cm。


●9月7日
この日は午後3時頃から友人と釣りを開始。夕暮れもはやっくなってくるこの時期は、例年なら暗くなる前にロッドをたたむのだが、この日は5時過ぎから1.5kmある区間のポイントに入った。

速いペースで釣り歩いたが、案の定終点間近で薄暗くなってきた。最後の大場所に差し掛かった頃だった。ちょうど淵尻でライズが始まった。友人が10番のスピナーを投げるが、反応がない。自分が10番のセッジを投げるがこれも無視。すかさずゴールドメイに変えることにした。こんな時に何度も助けられているフライで、イブニング用に白のウイングで作って視認性を良くしてある。
ゴールドメイ on DD1 #12

取り替えている間にライズは一面で始まった。空を見ると大きいメイフライのスピナーがアップダウンしている。ゴールドメイを流れに落とすと8寸ヤマメが飛びついた。

2投目のゴールドメイをとらえた魚はオリエンタルを絞り込んだ。なかなか水面に出てこない。暗がりでネットに入れると、体高のあるオスのヤマメだった。婚姻色の出た30cm。もっと大物も期待したが、その後は7寸が釣れて終了。この時期のイブニング体験は良い収穫となった。