'11 絶対釣れる・・? レインボートラウト 58cmなどなど!
安河内 孝憲 (やすこうちたかのり) 東京都在住 Takanori Yasukouchi in Tokyo 【Japan】
フライフィッシング歴17年 / サクラマス歴7年
少々やせ気味だったが、58cmのレインボー。ちょっと次元の違う引きを楽しむ。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
レインボートラウト Raibow Trout |
体長 Length |
58cmなどなど |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
|
ロッド Rod |
KS SD ABERDEEN
KS SF DUNKELD |
リール Reel |
SU 67 Burgundy
SU 78 Silver
SU 78 Green |
フライライン Fly Line |
SD-DT-6IF
AR2-WF-7F
Super-Tech Leader 9f 0X, 1X |
釣った日 Date of Catch |
2011/07 |
釣った場所 Place of Catch |
本流 |
KILLER TROPHY FLY
Black Squad
Hook: SL2 Single Low Water
Dresser: Takanori Yasukouchi
Originator: Ken Sawada
Source: kensawada.com
怪しさに一目惚れしました。期待通り、イブニングに良い釣果をもたらしてくれてご機嫌でした。
Peacock Queen
Hook: TD4 Old Limerick Wet
Dresser: Takanori Yasukouchi
Originator: Ken awada
Source: Wet Flies 400 Patterns & Dressing Techniques
つい結んでしまう、永遠のパイロットフライです。
Hardy`s Favourite II
Hook: TD4 Old Limerick Wet
Dresser: Takanori Yasukouchi
Originator:
Source: Wet Flies 400 Patterns & Dressing Techniques
夏の定番フライです。
IMPRESSIONS
遠距離の一発勝負の川で、あれこれフライをテストする余裕などない。ここは近場の魚影の濃い川で、と考えた。
目的の川に着いて、ふと沢田さんに電話してみた。おおよその状況を告げると、今から「絶対釣れる」から急げと言われる。15時。イブニングには早いと思っていたのだが。
それにしても、「絶対釣れる」ですか・・・・・・・(笑)。
現場に着いて、まずはドロッパーにTD4#6のピーコック・クイーン、リードにTD4#8グレーのソフトハックルフライを装着。
藪をこいでの一投目。いきなり暴力的にフライをひったくられた。
35~6センチほどのブラウントラウトだ。その次でも似たようなサイズが出た。2匹ともドロッパーを丸呑みしていた。
その後のポイントでは派手な出方はされたものの、掛け損なう。徐々にイブニングらしい時間帯。そろそろ本命の流れ込み。
先程より少し大きめのブラック・スカッドSL2#8をドロッパー、ハーディーズ・フェバリットⅡTD4#8のリードに交換。流れ込みから3投目。たるみを持たせている手元のラインがスルスルと出て行き、その後勢いのある引き。
合わせはやらず、ティップのしなりに追随する感じでガッチリとフッキング。
命名「持ってけ泥棒フッキング」。
1Xのリーダーだから少々強引に獲りこんだ。リーダーが切れる心配がないと、結果的に魚も傷めず好都合だ。
42センチのニジマス。何時でも頼りにしているブラック・スカッドを食ってきた。
「沢田さんにお礼でも言っておこう」
そう思って電話しているすきに「しまった!」ルアーマンにポイントを占領されてしまった。
「でかいのはこれからだから、大丈夫」と励まされ、仕方ないのでしばらく休憩。さっき釣り損ねたポイントへ引き返す。これが結果的に効を奏した。
最初に投げた場所より2ステップほど上流から、できるだけナチュラルに流そうと考えた。掛りが悪かったのはフライのせいでもなんでもなく、ただただドラッグがかかったせいだと思えた。
釣れたポイントは直線で流しやすかった。目の前のバラしたポイントは極端にカーブしている。岸ギリギリを狙う。対岸の草に引っかかるのは防げた。先程よりナチュラルに送りこめているようだ。
「ツン、ツン、」としたアタリの直後、強引な引きこみ。2度目のトライでもしっかり食ってきた。これまでの魚とは引きが全然違う。川底にリーダーが張り付いているような引き。
その後、魚はまさにのたうちまわっていると言った状況。魚ののたうちに連動してアバディーンが生き物のように何度もオジギしている。でもリーダーはさらに太い0X。一気にランディングネットに収めこんだ。
スケールで計ると58センチ。少々やせ気味だけど朱色が鮮やかで、周囲の草むらの色と絶妙なコントラストを描いている。
その後も40センチ台をちらほらといただく。おかげで捲いたフライもあれこれテストできたので、次の釣りにぜひ活かしていきたいと思う。
でもそこで、ふと思い当ったことがある。釣ったのは自分の行為に違いないけれど、すべて沢田さんの想定通りに事が運んだにすぎないことに・・。
釣る時はひたすら釣りまくれば良いのであって、少々複雑に物事を考えすぎかもしれないけど。
絵に描いたようなサンデー・アングラーの私が、生涯釣りをしても出会える数はたかが知れている。でもだからこそ「記憶に残る釣り」をしよう・・・。
そんな、答えなんかないようなことを帰りの車中で思ってしまった。
2011。夏でした。