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'06  夢見て10年 アマゴ 30cm!
濱田 耕弘 (はまだたかひろ) 香川県在住  Takahiro Hamada in Kagawa 【Japan】
フライフィッシング歴11年
Takahiro Hamada Amago Trout
念願のトロフィーサイズ。体高のあるアマゴ30cm。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species アマゴ Amago Trout
体長 Length 30cm
体重 Weight 計測せず
フライ Fly & Hook Size オリジナル テレストリアル #12
ロッド Rod KS AC HILANDER
リール Reel KS SU 34 Green
釣った日 Date of Catch 2006/06/13 11:00
釣った場所 Place of Catch 山奥の渓
IMPRESSIONS

1ヶ月前の釣行では水量が多すぎて太刀打ちできなかった。

案の定予想どおりの水量に落ち着いていた。6時半から釣りを開始した。時期的には早朝からでもフライに飛びついてきてもいいはずなのに放流間もないちびアマゴ以外に反応はない。水温も適温だし、昨年までのデータからしても反応がないのはおかしい。さてはアマゴ達、こぞって大移動でもしたのかと錯覚しそうになる。2時間以上が経過して、落ち込みの白泡付近にテレストリアルを投げ込むと、良型アマゴが追ってきた。しかしフライを食わえるまでには至らなかった。どうも白泡付近に身を潜めているようだ。

テレストリアルを取っ替え引っ替え白泡の切れ目へ投げ込むとようやく20cmを超えるアマゴが2匹釣れた。ここのアマゴはよく肥えていてパワーがある。昨年も7X、6Xティペットで魚にいいようにあしらわれ、思うように引き寄せることができず、バラしたり、切られたりした。そんな苦い経験があり、5Xにティペットを交換した。

しばらくすると、目の前に堰堤が現れた。パラシュートアントを投げると、大きな魚影がフライに突進してきた。しかし、フッキングには至らなかった。それでも今日の私はいつになく落ち着いていた。いつもなら間を置かずにフライを打ちかえして反応なく好機をつぶしてしまうのだが、ゆっくり間を置き、オリジナルテレストリアルに交換して投げ込むと「バシャッ」と水面が割れた。一呼吸置き、合わせを入れると乗っているのが分かった。ティペットを5Xに換えていたので少々強引に引き寄せると魚は水面を割って出た。ここぞとばかりにバットの反動を利用して魚を跳ね上げた。するといとも簡単に岸に上げることができた。

計測してみると30cm。トロフィーサイズのアマゴを夢見て10年が経過したが、ようやく私もトロフィーの世界に足を踏み入れられた感じがする。

体高のある立派なアマゴに見とれて初夏の晴天の下、すがすがしい気持ちにさせてくれた山、川、アマゴに感謝して渓を後にした。