'06 借り物タックル一式で Atlantic Salmon 90cm, 6.4kg!
平野 秀輔 (ひらのしゅうすけ) 東京都在住 Shusuke Hirano in Tokyo 【Japan】
フライフィッシング歴23年 / サーモンフィッシング歴7年 / 元全日本キャスティングチャンピオン
何かしまらない記念撮影。帽子はNFCオリジナルキャップ。ウェーダー以外の着ているものは全て機内と同じ。
ベストも着けず、コンタクトもなかったので如何にも公認会計士らしいド近視眼鏡のままで撮影。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
Atlantic Salmon Salmo Salar |
体長 Length |
90cm |
体重 Weight |
6.4kg |
フライ Fly & Hook Size |
Green Wasp #10(藤原吉和氏作成)
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ロッド Rod |
KS SW 1712H Ultimate Hard Action (藤原吉和氏所有) |
リール Reel |
KS SU Salmon II Limited Neptune(藤原吉和氏所有) |
フライライン Fly Line |
KS DST-12-F+ Salmon Tapered Leader -4X |
釣った日 Date of Catch |
2006/07/03 8:00 |
釣った場所 Place of Catch |
in the River Gaula, Renna Pool |
IMPRESSIONS
昨年は、?フレッシュが来ているときにろくなビートに当たらない、
?帰りの飛行機が途中で降りてしまい帰国が一日遅れた、と3重苦を味わった。これで悪運は使い果たしたから今年は大丈夫だろうと思い、トロンハイムの空港に着くと、何と「荷物が来ない!!!」。いつかはやられると思っていたが、とうとうその時が来てしまった。NFCのビートには先週からフレッシュが来ているから、本来は着いたら寝ずにサーモンを追い駆け回さなければいけないのだが、それができない!!!
仕方なく、同じ週に来ていた藤原吉和さんの好意に甘えて、月曜日の6時のレナプールからウェーダー以外のタックル一式を貸していただき、釣りをすることになった。
荷物が着かなかったので、ホテルへの道中はいつもと違い、寄り道をして夕日撮影。
この海からサーモンは上がってくる。
最初はブラックフェアリーの#8を貸していただき一流しするが、フロセットの水位計は30センチを切っている。しかも、今までのガウラでは体験したこともないほどの強烈な太陽が顔を出してきたので、勝手に藤原さんのタックルを広げ、グリーンワスプ#10をリーダーに結んだ。
そして、二流し目。レナプールの流れ込みからはじめ、必要なフラットビームがすべて出て、三投目のことである。フライの約5メートル下流でサーモンが跳ねた。慎重に投げると着水後3秒後にフッキング。フレッシュをこんなにきれいに止めたのは初めてであった。
ただし今年のサーモンはやけに細い。90cmあれば普通8kgはあるのに。モンゴルのタイメンよりサーモンの方が軽いなんて、通常では考えられない。
シーライス付のバリバリのフレッシュ6.4kg、90cm。
今年のサーモンは細い。海水温が低かったせいだろうか。
その後は自分のタックルが来ないので、着替えにも不自由することになり、夜中にサーモンを追い駆けることができない。そして水曜の夜(結局3日後!)、やっとタックル一式がホテルに届くも今度はフレッシュが来ない!
木曜日まで毎日信じられないほどの日照りで、全く雨が降らなかったからだ。たまにグリルスは釣れるのだがそれも細身のサーモン同様、今年は50cmほどのミニサイズであり、キープする気にもなれない(2匹ほど夕食にしたが)。
金曜の夜になってやっと夕立があり、濁りを伴って大増水した。しかし案の定、ムービングしてくるのはカラードフィッシュばかり。これが全くと言っていいほどフライを食わない。この分だとフレッシュが来るのは月曜日ごろからで、次週のメンバーは笑いが止まらないに違いない。
これが今年のグリルス。平均50?。
大きさは物足らないが、美味なので人に差し上げると大変喜ばれる。
そんなさんざんな週ではあったが、また得たものは多い。今のところ釣果に全く比例しないが、沢田さんが時折つぶやくさまざまなことが少しずつ身をもって分かってきた。
とてもここに書き切れるものではないが、とにかく皆さん、フレッシュが来ているうちは決して寝てはなりません!可能性の低いプールでも一回はフライを流し、可能性の高いプールでは昼夜を問わず張り付き、食い気のあるサーモンを何とか止めましょう。
そして手荷物の中にリール、ライン、リーダー、チューブフライ(フックは機内持込禁止なので)、水温計の一式は入れておいた方がいいみたいです。
---つづく---