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'06  ブラックフェアリーで会心の一匹 Atlantic Salmon 92cm,  8.0kg!
藤原 吉和 (ふじわらよしかず) 栃木県在住  Yoshikazu Fujiwara in Tochigi 【Japan】
フライフィッシング歴10年 / サーモンフィッシング歴4年
Yoshikazu Fujiwara Salmo Salar
午前1時、ロングプールにて。8.0kgのオス。平野氏による記念撮影。
MY TROPHY | MY RECORD
魚種 Species Atlantic Salmon Salmo Salar
体長 Length 92cm
体重 Weight 8.0kg
フライ Fly & Hook Size Black Fairy on Plastic Tube 1-1/2inch. with ST4 #6
ロッド Rod KS SW 1712H Ultimate Hard Action
リール Reel KS THE HONEYCOMB Salmon II Gold
フライライン Fly Line KS DST-12-FI
釣った日 Date of Catch 2006/07/05 1:15AM
釣った場所 Place of Catch in the River Gaula, Long Pool
IMPRESSIONS

あの出来事から3年、再びガウラの流れに立つことが出来た。

雨降り待ちの日が続いていた中、2日目の夜、ジャンクションプールで2匹のグリルスを釣る事が出来、まずは一安心。昼は寝て、夜釣りをする事に徹していた。

3日目の夕方、ニュープールで4.6キロのフレッシュをキャッチし、その後、夜のラングワを休み無く釣り続けるも、音沙汰無し。

深夜0時、ここまで休むことなく釣り続けた為、次のロングプールに行くかどうか迷ったが、もう少しだけ頑張ってみる事にした。

流れ込みから釣り始め、すぐにグリルスの当たりが2度程あったが、フッキングには至らず、何事も無く釣り下ってしまった。「さあ、どうしよう・・・」「ホテルに帰って寝ようか・・・」、いつも自分との格闘である。

そんな時、プールの核心部で1匹のサーモンが水飛沫とともに姿を現したのを見た。足早に流れ込みに戻り、フライをプラスチックチュ−ブに巻いたブラックフェアリーに交換して釣りを再開した。

フライが核心部を泳いでいる時、あのなんとも言えない気持ちの高ぶりを抑えていると、そっと、しかし重く、フライが押さえ込まれた、心臓が爆発しそうである。

流芯に向かってサーモンが走ったのに合わせ、ロッドを下流岸際に向け、頃合を見計らい思いっきりロッドを曲げると、サーモンが少しだけ動いた。10キロを超えるような大物ではないが、小さくはない。普段から沢田さんに聞いていた為とっさに思ったのである。

80メートル位のラインを何度となく引き出し、数回のジャンプで抵抗したサーモンも、15分程でようやく岸に上げることが出来た。川に上がってから少し経っている8キロ、オスのかっこいいサーモンであった。

明け方、平野さんが撮影してくださり、車までの長ーい長ーい道のりロッドを運んで頂き、本当にありがとうございました。

その後、川の水は減る一方で最終日まで何も起きずにいた。

最終日前日の夕方、激しい雷雨で川が増水し始めた。その後、ガウラは見る見るうちに増水してチャンス到来。ドンピシャで、今週最も良く釣れたレナプール、ティルセットプールが最終日に回ってくる。期待して釣り続けたが、深夜のレナプールでタグ付の標識魚、5.4キロを追加したのみで、今回のサーモンフィッシングは終わってしまった。

1週間終わってみれば、沢山のサーモンを見たが、フレッシュフィッシュが少なく、タフな釣りだった。そして、あれ程に待った雨は週末にかけて降り続き、川はいよいよ増水していった。

もう1週間釣りする事が出来たら・・・。正に、That's Salmon Fishing!!

---つづく---