'14 モンゴル・リバー・オノンにて タイメン 80cmなど, 4.5kg!
野田 拓男 (のだたくお) 福島県在住 Takuo Noda in Fukushima 【Japan】
フライフィッシング歴15年 / ガウラ歴:3年、チャムサーモン歴:9年、本流ヤマメ歴:4年,オノン歴:初年度
思い描いていた通りのプールで、自信を持って投げたフライに食いついたタイメン80cm。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
タイメン Taimen |
体長 Length |
80cmなど |
体重 Weight |
4.5kg |
フライ Fly & Hook Size |
Onon Traveler (shimmer style) on PT(small)1-3/4 inch with ST4 Wide Gape Treble #4
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ロッド Rod |
KS SW 1713L |
リール Reel |
THE HONEYCOMB SALMON II Gold |
フライライン Fly Line |
DST-13-S Type II+Flat Beam Super 50lb. Green + Salmon Tapered Leader -8X |
釣った日 Date of Catch |
2014/09/17 |
釣った場所 Place of Catch |
オノン川のとあるバンク |
IMPRESSIONS
まだ見ぬ大河に抱いていた憧れを遂に実現することになった。
チンギス・ハーン・プールの70cm。
釣りのベースとなる情報は、沢田さんと平野さんから、たっぷりと頂いたことは言うまでもない。過去の先輩方のトロフィークラブ情報を頼りに、自分なりの釣り方を想定したフライも準備した。
ライギョを思わせる風貌のタイメンだけに、流れの緩い岸際までじっくりと探るのも一つの手だと思い、平野氏開発のオノントラベラーにシマーパターンのような要素を盛り込んだフライを準備した。
初日からヒートアップして投げているものの、タイメンの顔がなかなか見ることができない。
釣りを始めて3日目、同行者たちはそろそろ釣れ出している。ちょっと焦っている自分。夕刻に入ったエリアでは、ガイドのアムガー氏に手招きされるまま、お勧めのポイントまで歩く。そして現れた場所は素晴らしい流れ。
早速、アドバイス通りフライを流すと57cmの初タイメンがヒット。やっと調子が出てきたと思ったら、すぐに70cmがヒット。しかも、思った通り、相当に流れの緩いところまで追って来て食った。
2匹目の80cm。ドライバーのダワ氏と。
ここで、次のエリアへ車で移動し、釣り開始。そこは、手前に緩い流れが続き、岸際に丁度良いバンクのあるエリア。支流からの流れ込みもある。もう、自分でも興奮が抑えきれないくらい、日本で想定した通りのエリアだ。
そして、フライを投げ始めると、岸際で「ドボン!」と大きいボイル。経験が無いので、レノックなのかタイメンなのかは分からないが、大きい魚であることは間違いない。ボイルの場所へオノントラベラー・シマーを投げ込む。
大きい魚が猛然とフライにアタックしてくる姿が見えたが、フライの泳ぎが早く、食い損ねた。もう一度同じ場所にキャスト。慎重にフライの流れるスピードを抑え込んで流し込むと、「ドスン!」
今回準備したフライ達。
十分な重さを確かめながらファイトし、ランディングは平野氏にお手伝いいただいた。80cmジャスト。想定した通りポイント、それに合わせてドレスしたフライで釣っただけに興奮を抑えきれない。撮影の後リリース。
釣りを再開し、ステップダウンしていくと、また危険極まりない、これも想定通りの構成のポイントが見える。一流し目、思ったよりも表層を流れてしまったフライは無視された。絶対に居ると確信があったので、2流し目は、少しアップ気味に投げ、1投目よりもラインを沈めてフライを送り込んだ。全くもって、見える釣りは面白い。
さっきよりも深く差し込んだフライに「ドスン!」。ランディングしてみると、これも80cmジャスト。リリースし、下流を見ると、また同じようなポイント構成の場所が2~3か所見える。ここは火薬庫でしょうか?(笑)。
野生的な魚体。
ところが!ここでタイムアップ。今すぐ帰らないと渡し船の閉店時間に間に合わないとの事。そういえば、渡し船にランクルを乗せて川を渡って来たのだったか・・・。
増水から減水に向い、水温も安定したので、タイメンはフィーディングに入っているようだ。翌朝もビッグチャンスだろうということになり、放射冷却厳しい早朝の釣りに賭け、かのチンギスハーン・プールにて平野氏が90cm、そのあとに自分が入り同じ場所で70cmも出て、二人で大笑い。
その後も、数日間釣り続けコンスタントにタイメンやレノックを釣り、モンゴル初年度を十分に堪能できた。
どこまでも続く草原。
モンゴルの旅は、釣り以外にも楽しい事がたくさん。夜釣りの星空は綺麗だし、食事も美味しい。草原をランクルで走り抜けるのも気持ちがいい。カラッと乾燥した気候で飲む常温ビールも美味い。
自分の中にある野生がじわじわと目覚めてくるのが分かるほど。
日本に居る時よりも、ふた手間も三手間も多い生活を強いられる事にはなるが、それによって得られる学びもある。文明社会で便利になって失ってしまった「生きる醍醐味」がそこにある。「生きている事」を大いに実感できる。
こんな素敵な旅は、当分やめられそうにない。
釣った日の天候 Weather of the day: 晴れ
水温・水温の変化など Water Temperature:10℃
水量・水量の変化など The Volume of Water: 増水後の引水
他に記録しておきたいことなど Other Records:ハリウスがライズしていた。