'06 美しさに惹かれて ヤマメ 36cm!
長谷川 俊哉 (はせがわとしや) 神奈川県在住 Toshiya Hasegawa in Kanagawa 【Japan】
フライフィッシング歴17年 / サクラマス歴2年
大型ヤマメのパワーに感動。圧倒的な満足感を味わいました。
MY TROPHY | MY RECORD |
魚種 Species |
ヤマメ Yamame Trout |
体長 Length |
36cm |
体重 Weight |
計測せず |
フライ Fly & Hook Size |
マドラーミノー・バリエーション on LD2 Silver Fiesta #8
|
ロッド Rod |
KS SD Black Ranger |
リール Reel |
KS SU 67 Black |
釣った日 Date of Catch |
2006/08 |
釣った場所 Place of Catch |
桂川(in the River Katsura) |
IMPRESSIONS
本流のWETの釣りを始めて5シーズン目になる今年、ふっと思った。
WETの釣りでハズす事の出来ないマドラーミノー。今年はホワイトのバリエーションが活躍してくれた。
36cmと33cm。SU67ブラックと記念撮影。
やっぱりシーズン中、1本は出したいレインボー、57cm。
シーズン終了を告げるススキの穂。
よく泣かされたサイズ28cmのヤマメ。
秋桜。
ヤマメ27cm。
その原点と言うべきヤマメを真剣に狙った事が無いのはおかしいのではないか・・・と。
メインフィールドの桂川では、今まではひたすら大型のレインボーを狙っていた。と言うよりも釣れるので、ついついそういう場所に足が向いてしまっていた。もちろんヤマメは釣った事があるし、魚種の多さでは他に類を見ない川だ。イブニングの一流しで、レインボー、ブラウン、ヤマメ、アマゴ、イワナにブルック!と五目釣りならぬ、六目釣りをした事もある程だ。
フライフィッシングを湖から始めたせいだろうか。かなり片寄った嗜好だな、と最近、特に強く思うようになった。大型魚に対する執着心が強く、30cmあれば大型とされるヤマメより、50cmのレインボーの方が面白いに決まっていると思っていたのだ。しかし最近になってヤマメの精悍な顔立ちや、品の良さと言うか美しさに惹かれるようになった。
今シーズン、中禅寺湖を撤退してすぐに桂川へ向かったが、最初の1ヶ月は弟に釣られまくり(
前出トロフィークラブご参照のほど)で正直、参っていた。弟には、「兄貴は湖が好調だったんだからいいだろ?」と言われていたが、やはり心中穏やかではない。「川でももっと釣らせろ!」と、こっそり心の中では叫んでいたのだ。
ある日、弟が「ライズをしつこく狙った方が良い結果が出るみたいだ。」と言う言葉が妙に気になった。自分の中では、有名河川でライズしている魚は数回叩いて出なければスレているか流し方の難しい場所に居る奴と思い、しつこくは狙わなかったのだ。(無論流し方や立ち位置、フライパターンや狙う時間などは変えていたが・・・。)
その日のイブニング、釣り下っている自分の対岸の護岸の際で、散発ながらもライズを繰り返している良型の魚を見つけた。ただし流芯を跨いでいる為、流すのは困難を極めていた。その時、弟の言葉を思い出し粘っこく狙ってみることにした。
まさに岸際3秒間の攻防だ。むやみにライズを叩かず待っていると、思った通り、目の前の護岸の際で2回連続してライズが起こった。「ええい、ままよ!」とばかりにフライをライズに叩きこんだ。直後にラインを軽く跳ね上げドラッグをわずかでも遅らせるようにした。
ギラッ!と魚が出たのが見えた。そしてワンテンポおいてグン!とあの感触が伝わって来た!魚は直ぐに流芯に潜り込み、動きを止めた。何度かの攻防で水面に浮かせると今度は転がり出した。冷や冷やしたが、フッキングした時のラインの角度も良かったので隙を見て一気にネットですくった。
岸に戻り、ネットをのぞき込むと、厚みのある良型のヤマメが収まっていた。ヤマメの口のコーナーにはドロッパーのマドラーミノーがガッチリとフッキングしていて、タイミングもバッチリだった事を教えてくれていた。
正直言って体がシビレた!レインボーでは到底味わえない満足感があった。レインボー狙いよりタックルはワンランク落としてはいるものの、流芯からなかなか離れないパワー!水面付近での素早い走り!またフッキングの難しさ!など、どれを取ってもワンランクかそれ以上のものだった。
余韻に浸る間もなく釣りを再開すると、少し下流の同じ様なシチュエーションで33cmも追加しその日は納竿。嬉しい写真撮影となった。
今シーズンは結局これ以上のサイズ更新は出来なかった。9月に入ると数は釣れたのだが期待の大型(特に雄の鼻曲がり!)には振られ続けてしまった。だがこの経験は貴重だと思っている。サクラマスに直ぐにフィードバックできるとは思わないが、自分をひとつ上に押し上げてくれた出来事だと思っている。
今から来年のサクラマスにヤマメ、中禅寺湖の事で頭が一杯である。このオフは強敵(弟と書いて!)に来年もやられぬよう、キャスティング練習とタイイングに励まねば・・・。
釣った日の天候 Weather of the day: 晴れ(Dry)
水温・水温の変化など Water Temperature: 未計測
水量・水量の変化など The Volume of Water: 平水
他に記録しておきたいことなど Other Records; 水色 クリアー