SNSの発展で人とのつながりが身近なものになりつつある現代。
フェイスブックで知り合いになった北海道在住Akira Saitoさんとは、同じカプラスフリークで
話が盛り上がり、何カ月も前から準備を進めてきた。
今回はフライフィッシングを教えてくれた父親と、現地を案内してくれるAkira
Saitoさんとの釣行で、モンスターサイズの夢を膨らませ北へ向かった。
初日はポイントの視察も含め、遅めのスタート。しかし釣り場に到着してびっくり!
SAWADAのベストにハンチング、シングルオーバーヘッドキャストの方々が出迎えてくれました。
SAWADAのロッド生産が終了した現在でも人気の高さを実感しつつ、
話に花を咲かせながらの釣りを満喫しましたが、初日は魚のアタリも無く終了。
2日目は初日と風向きが逆になったので、その条件に良いと思われるポイントに案内して頂いた。
「今日は絶対に釣れるから」Akira Saitoさんの声掛けで夢が膨らみ、気合いが入る。
初めは穏やかだった湖面も徐々に波立ち始め、沖合ではライズも見られた。
状況は良さそうだ。
焦る気持ちを抑えつつ、ロッドとラインをセット。
ラインはインターミディエイトでフライはAkira Saitoさんに教えて頂いたパターン。
初めは静かに岸際から探り、徐々に立ち込みロングキャスト。
風があっても気持ち良く飛んで行ってくれる。スペースシューターは心強い。
湖流の効き波を探りながら淡々とキャストを繰り返す。
自然豊かな湖は沈み石や倒木が多く、ガツン!と根掛かりが多発。
魚にとって良い隠れ場所になっていると思い、
モンスターに備えて、ティペットとフックをチェックしキャストを繰り返す…。
そのときは突然訪れた!?
「ガツン」また根掛かりかと思った瞬間、「ドッパーン」沖合でジャンプ!!
きたぁぁぁ。
咥えたフライを振り払うかのように、魚は何回もジャンプを繰り返す。
余分なラインを出しつつ巻き取って、リールファイトがスタート。
出されては巻いてを繰り返す。静かな湖に響く逆転音は最高のBGMに感じられ、
フライフィッシングの醍醐味だ。
リールはシンプルな構造だが、トラブルはまずないので、安心してやり取りする事が出来た。
ようやくネットに収まったのは、黄金に輝くブラウントラウト。
ほっと肩をなで下ろす瞬間。
周りには「やったー」と父親。そして一部始終を撮影して頂いたAkira Saitoさんが祝福してくれた。
その後、3日目も条件は悪くなく期待したが、自分はアタリすらなく、支笏湖への旅は終
わった…。いや、始まったのかもしれない。すでに来年の事を考えている。(笑)