今年は解禁後の休日に出来るだけ釣りに時間を充てて本流へ通った。しかし、釣れても40cmクラス。3月下旬に51cmのブラウン1匹を釣るのがやっとだった。
4月23日は朝から釣りをした。やはり結果は良くない。
疲労に耐え兼ねて早めに家路に着いた。途中、あるポイントが気になったので寄ってみた。
そこで運良くライズの群れを見つけた。
サイズが何れも40cmクラスの様だ。更によく見ると私から一番遠いライズが、群れの中で一番大きな魚に見えた。現金なもので、50cmオーバーの魚かもしれないライズを見つけると、疲れも忘れてタックルの用意をしていた。
SS 1712DにSALMON 1 Silverを、DST-12-F IへSUPER TECH LEADER 12ft -4Xを結び、Plastic Tube 1inに巻いたGREAT SEDGEを通してXD1 Tube Fly Double #6をセットした。
他のライズは後日に取っておく事にして、核心のライズを少し上流から狙う、残っている力を振り絞ってフライを投げた。
ライズの1m上流をフライが
通過した時に、大きな飛沫と一緒にGREAT SEDGEが消えて、50cmオーバーの信号が手に伝わって来た。
予想以上に頑強な抵抗に梃摺り、やっとEZフォールディングネットで掬った魚は予測より大きな60cmの雄のブラウンだった。
予測が外れたとはいえ、トラウトの雄は雌と対峙するよりも数倍の堅忍不抜が必要ではないかと、実感させる1匹だった。
5月は4月までの苦労が嘘のようにレインボーが縱ターンとイブニングで立て続けに4匹釣れた。
4匹とも私にとって幸運のロッドのBLACK RANGERを使用しての釣果だった。
7月23日、早朝からいつもの本流へ出掛けた。本年まだ入っていないランに入る。
LAND LOCKを継ぎ、DST-12-S Intermediateを巻いたTHE CHERRY SALMON Ⅱをセット、リーダーは本流釣りで定番になったSUPER TECH LEADER 12ft -4X。
流れ込みから10投程釣り下ると流れの中心部に障害物が水中にあるポイントを見つけた。障害物の上流側を流すが反応が無い。今度は下流側にフライを流してみるが此方も反応なし。
ランには人が居ないので、障害物の上流に戻り、今度はフライに縱ターンをさせてみる。根掛かりに気を付けてフライを流す。
上流側と下流側を流すが反応が無い。其のまま釣り下ると決めて鏡の一番下流でターンをさせるとフライが動かなくなった。
障害物を釣ってしまったと思ったが、50cmオーバーの信号がすぐにやって来た。
バレないように大事にEZフォールディングネットに誘導し掬う。
計測すると52cmの雌のブラウンだった。
10月22日に朝から本流へ出動。
川に着くと水位は少し高いが釣りに支障は無いと判断。
ロッドを出したが、この日も小物ばかりでトロフィーサイズが中々出ない。
体力が続かないので15時半頃に、本日最後と決めたランに入った。
ロッドはSS1712D Limited HARD ACTION、ラインはDST-12-S Type Ⅵ。
流れ込みから釣り下るが反応が無い。
50m近く下ると、障害物が無いのに流れがふたつに別れている場所に出た。波の形状では判らないが、対岸側の流れにフライを泳がすと、手前の流れへスイングさせられない。17ftのロッドの長さを利用してやっとスイングの続きをさせると小さいが50cmオーバーの当たりがやって来た。
フッキングをさせたが、向こう側の流れに跳ねながら走られてしまい、なかなか魚を寄せる事ができなかった。強引にポンピングをするとやっと手前の流れに寄せる事ができ、
慎重にEZフォールディングネットに誘導して掬った魚は65cm、雄のブラウンだった。
手応えから70cm近い魚だと思えたが、雄の65cmのブラウンと判って引きが強い事に納得した。