'17  経験を生かして　アトランティック・サーモン 93 cm. etc.,,  8.2kg. etc.,!

野田 拓男 （のだたくお） 福島在住  Takuo Noda in Fukushima 【Japan】

６度目のリバー・ガウラ。
今回はコラ半島での修行経験を生かしたいこと。
例年のようにとにかくがむしゃらに投げるのはやめて、もっと丁寧に釣ること。
そのために睡眠時間、休憩時間をしっかり取り、いつもよりリラックスして楽しむ１週間を心掛けた。

ガウラフォス水量８０㎥、水温９℃からのスタート。過去の経験上、悪くないと思う。
ここから減水すればロワー・ガウラに賭けるし、増水すればアッパー・ビートに賭ける。
あとは、思い通りの釣りがしたいタイミングで、望みのビートに入れるかどうかだが、今回はドはまりしそうなローテーション。

もちろん、ローでもハイでも、どちらのケースでも過去５年の間にサーモンを釣った経験が僅かでもあるので、
どちらでもかかってこい！という意気込みだ。
そして、日本でチェックしていた天気予報は当たり、それを想定して巻いていったフライの出番が来た。

上流でコンスタントな弱い雨が降って、じわじわと水位が上がる毎日。水位が良くなるころにローテーションは上流域のＢＳ１。
絶対に釣れる自信もあるし、最初の大チャンスだけに、フライの大きさは慎重に魚に聴いて確かめるしかない。
自分なりに見極めたフライサイズでスタートし、早速８３ｃｍのナイスサーモン。
パートナーにランディングを手伝ってもらいネットイン。続けて６０ｃｍグリルス。

次のビートは見捨てて睡眠し、夜中のＧ１に集中することにした。
水位もさらに上昇していい感じだ。この水位なら沈めて始めても問題ないだろう。
真夜中であることを考慮したフライにチェンジしてのスタート。ここぞ！という流れが終わるあたりで、あっさり９３ｃｍ、１８ポンド。
ＢＳ１、Ｇ１ともにサーモンは下流からここまで一気に来たようで、疲れているのだろうか、ファイト時間は短い。
それとも自分のファイトが上達したのかと錯覚(笑)。

その後は、水位はまだまだ上昇し、そうかと思えば一気に下降し川は沈黙。
こうなれば誰も攻めないようなところに積極的に入ってみようかと、支流のＢＵＡに始まり、面倒くさがってみんなが攻めないような場所に行ってみる。興味本位で入った場所からもう１本８５ｃｍのナイスサーモンが出た。
その後、水位はどんどん下がり、土曜にはミッド・ローでクリアウォーター。ちょっと釣れる気がしない。

土曜のディナーは今週知り合った方たちとも酒を酌み交わし、大いに友情を深めた。
日曜は夜中の上流の大雨で、大増水した下流のルンダモを攻めるがタイムアウト。
荷物の整理もあるので終了したが、振り返れば３本のナイスサイズとグリルス。
もしかしたら、もっと丁寧に釣る方法があったような気がするが、それはまた来年に試すことにしよう。

しかしながら、空港までの道のりは実に爽快だった。
そこそこ思い通りに釣れたこともあるし、長い付き合いの仲間たちとさらに友情を深めあえたことも嬉しい。
新しい仲間との出会いもあった。
シーズン中、二度目の釣りに気持ちよく送り出してくれた妻と子供たちにも感謝しなきゃです。

来年に向け、さらに丁寧に釣るために何が必要なのかを研究する必要がありそうだ。
フライを見直し、キャスティングを見直し、新たな戦略を立てよう。

水温の変化など　Water Temperature:　9~10℃
水量の変化など　The Volume of Water:　８０～１４６㎥

株式会社サワダ　185-0021 東京都国分寺市南町3-13-4
SAWADA'S INC. 3-13-4 Minamicho, Kokubunji, Tokyo 185-0021, Japan
写真・ドキュメントの無断転載を禁じます。
All the images and documents found on this site are owned by Ken Sawada and may not be used without permission.
But, link to this site is FREE.
Copyright © 2000 - 2024 SAWADA'S INC.. All rights reserved.