WAITING
最悪の事態かもしれない。そんな不安が解禁2日目で予測された。
春の準備が万端整うと、川は夏の様相を呈する。落ち着いた水量、10度〜の安定した水温。そしてコンスタントなサーモンの遡上。
が、今年はこれらが狂っている。ノルウエーの今年の冬の最低気温は-30度。ここまで寒かった冬はないという。ずれ込んで、春が遅れた。
たったの気象予報でサーモンの遡上まで判りうるはずもなく。それをいいことに釣り人たれば勝手にサーモンの遡上だけは順調と期待する。季節が遅れようと早まろうと、自分の釣るサーモンは自分の考えた通りに川を遡上してきて、自分のフライにのみ食らいつくのだと。
それが幻想なのは誰でもよく判っているのだが・・・。
本当のことを言えば、頼れるのは我らが経験のみ。そういえば今年はガウラ釣行をはじめて17年目。新米のギリーなんぞよりずっと、ガウラの癖は良く知っている。
それでも判らない事だらけ。これがサーモンフィッシングの面白さだ。
ということで、本日は「魚釣り」ではなく、「魚待ち」をやって終わる。はやく「魚釣り」をしたいものだ。
今日のガウラは雪解け水で溢れかえった。明日は雨の予報。一気に水が出て、河口に待機しているサーモンたちを目覚めさせてほしいところだ。
ROD: KS SW 1712H, KS SW ROGNES
REEL: KS THE HONEYCOMB Salmon II, KS SU Salmon II Burgundy
LINE: DST-12-S Type II, Type III, DSS-12/13-I
FLY:
Shimmer Pattern
HOOK: ST4 #4
Weather:Fine and Cloudy
TEMP A: 7-17℃
TEMP W: 4.0-5.5℃
Volume of Water: 390-290m³/sec