渇水の夜
今日は午前0時より、上流のプールを釣る。下流でムービングして川を上っていったサーモンは上流のどこかにいるはず、と期待して臨む。午前1時、沢田賢一郎はまず8kgのサーモンをランディング。続いて午前2時、2本目をキャッチ。こちらも同じく8kg。
増水したはずの川は信じられないようなスピードで減水に向かい、一気に最低の水位に。一転してローウォーターフィッシング。
渇水でも魅力的な動きをするよう、1インチのプラスティックチューブに巻いた新作のブラックフェアリーが期待通りの働きをしてくれた。「多分、このフライ以外は食わなかったと思う」というから、まさしく作戦勝ち!
午前2時、2本目をフッキング。
続けて3本目をフッキングしたが、不運にもジャンプではずされる。
ドピーカンにデイタイムのチャンスを奪われたら、夜を徹して釣るのが常識。どの国から来ても皆、ここガウラの釣りが一番きついという。めげる人も多い。でも、ガウラの人気は過熱気味。
水温は13度。ミッドウォーターがしばらく続くと思ったら、4時間の仮眠をとっている間にすっかりローウォーターになってしまった。ラインをグリーズドラインに、リーダーはマイナス8Xを6Xに、フックを6番に戻す。このまま雨が降らずに更に渇水になるのか、ドカーンと雨が降って大増水がやってくるのか。5分先のことは誰にもわからない。
立て続けに2本。両方とも8kg。
ブラックフェアリーを飲み込んだ2本目のサーモンとのファイティングシーンは、ムービーでお楽しみいただきましょう。
Ken caught 2 salmon from Vinsnes in midnight. Both fish were not fresh, but 8kg each. The fly was Black Fairy tied on the 1inch plastic tube. It is one of Ken's new variation for the night in very low water condition. Now the river is very low water. We need more rain.
渇水の夜用の1"のブラックフェアリー。