23匹めはレジデントフィッシュ!
30cmの増水は恵みとなってサーモンに活性を与えた。昨夜は5kgを一匹。ST3の6番にシュリンプスタイルで巻いたグリーンワスプで。水温は16度。
ローウォーターフライの選択に関して、沢田賢一郎は今回かなり詳細な実験・検証を繰り返した。一つのプールを流すのにも、流れの変化によってフライを替え、一流しで幾通りものフライを使い分けた。
昨夜は西日の中で5kgを一匹
減水が進むにつれ、フライをサイズダウンしたり、同じパターンのフライでも異なるスタイルに巻いたものに変えたり・・・。フライを変えた途端にアタリが来たことが何度もあったというから、フライの選択はローウォーターを攻略する上でかなり重要度が高いといえる。
シーズンも半ばにさしかかると、サーモンが対岸の崖下に居着く。流心の向こう側を釣れるのはもちろんケンサワダだけ。誰もが、「魚がケンサワダ・サイドに行ってしまった」と嘆く。
今朝、減水はじわじわとゆっくり進行していたが、まず8kgと7.5kgの居着きを2匹キャッチ。そのポイントはこれまで誰も釣れたためしがないと、ヨナスは言っていた。
1712Dで対岸に向けてロングキャスト。DSTグリーズドラインは完璧にフライをターンさせる。対岸の流れに乗ってゆっくりと流れるフライに、サーモンはあっさり浮上した。
今朝釣れた8kgのメス
この釣りを成功させたくて、DST フライラインが誕生したのだ。まさしく、してやったり!
7.5kgのオスは全体にオリーブ色で赤い斑点が現れている。見ての通りの鼻曲がり。7.5kgだったのが惜しまれる。これと相似形で何倍も大きいサーモンに出会いたいのだ。
今朝はガウラの支流に雨が降ったらしく、下流はきつい濁りが入ってさらに増水。その支流より上は相変わらずの減水傾向。同じ川で違った状況が現れた。
今朝の2匹は減水気味の上流で上げた。午後は下流を攻める。多分大きなチューブフライがやっと陽の目を見るのではないかな。
釣れた魚の数はこれでトータル23匹。数だけはまた前年を更新しそう。
全体にオリーブがかった鼻曲がりのオス
本日のムービーは今朝の7.5kgのオスとのファイティングシーンをお楽しみ下さい。
Ken caught 5kg with Green Wasp on ST3#6 yesterday. In this morning, he added 8kg and 7.5kg. 8kg was with EM shrimp on SD3 #8 and 7.5kg with Black Fairy on SD3 #6. The water level is slowly going down, but in the morning, below the river Bua was rising up. The bua was muddy. Ken's 2 fish were from upper area than the Bua. Then in this afternoon, we will fish in the muddy water. We hope we will use a bigger fly. We could catch total 23 fish until now.