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追っかけ

ーモンは河口からガウラに入り、下流から上流へと遡上し続ける。上流へ向かうに従い、途中の居心地の良さそうなプールでちょっとお休みしたり、また一目散に最上流を目指したり、あちこちのプールにサーモンは散る。河口で群れでいても、遡上する間にばらける。

川に入ったサーモンの数が極端に少ない現在、散ったサーモンに出会う確率は非常に低い。上流のサーモンは更に上流に行ってしまい、といって下流からサーモンが上がってくる訳でも無し。

NFCのビートは下流のルンダモから最上流のハルダーレンまで、凡そ90kmの範囲に散らばっている。下流で見つけたサーモンを、最上流まで追っかけることも可能だ。

万事順調にサーモンが来ている時、追っかけは実に爽快だ。読みが当たって、下流でまず釣って、中流、上流と、特にグッドサイズの多い群れを次々に釣り上げた時、これぞまさしくサーモンフィッシング、と納得してしまう。が、こんなことができるのは一生に数回、あればいい方・・・。