2度あることは・・
朝一で、下流のスプーンフィシャーマンがサーモンを掛けた。大声でわめいても仲間が来る様子は無い。こちらからネットを持って駆けつけ、ランディング。7kgほどのサーモンだった。
昨夜半から雨雲がガウラ全域を覆った。豪雨ではないが、しとしと雨が川中で降り続いた。川は昼頃から増水を始め、水量は午後6時のピークで475³/sec。解禁から最も高い水位を記録した。
大増水だ。ガウラ定番の急激な増水は、まるでビデオを早回ししているように、釣りをしている間に見る見るうちに水位が上がって行く。のんびり中州で釣りをしていたら、取り残される可能性も十分ある。
この2週間、魚が来ているのは下流だけ。先週上流に上がったサーモンは数が少なすぎて釣りの対象にならない。地元の名士は「2−3匹は上がってるんじゃない?」なんてジョークを言う。
川が増水している間、サーモンはフライを食わない。このところ唯一絶好調だったエサ釣りも、増水時となると静かなもんだ。
午後8時半、沢田賢一郎がサーモンを掛けた。が、最初からバレることが判ってしまうほど、中途半端な掛かり方だった。案の定、ファイト中、フックがスッポ抜けてきた。
沢田賢一郎によると、6月に、ここまで食いが悪いのは初めてだという。6月は通常、低水温のハイウォーター。でかいフライ、シンキングライン、サーモンはフライをバッサリ・・・のはず。
今日も食いが浅かった。しかも、フライを流し終わってからラインをたぐろうとしたときに、まるで根掛かりのように引っ張られ、対処しようにも後の祭りだった。
本来、水が増えている状況では、サーモンはフライなんぞ見向きもしない。掛からなければそれまでなのだが、フライがサーモンの鼻っ面を横切ったため、サーモンはうっかりフライをくわえてしまったのだ。
サーモンが不幸だったのか、それとも掛けてしまった釣り人が不幸だったのか・・。
本日は、ひとまず引き分け。
ROD: KS SW 1712H, KS SW ROGNES, KS SS 1712D_H
REEL: KS THE HONEYCOMB Salmon II, KS SU Salmon II Burgundy
LINE: DST-12-S Type II, Type III, Type VI, DSS-12/13-I, DST-12-S Intermediate
FLY:
Shimmer Pattern, Rosemary, Black Fairy
HOOK: ST4 #4, XD1 #2
Weather:Rain
TEMP A: 9-14℃
TEMP W: 6.0-7.0℃
Volume of Water: 280-475m³/sec