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ブリッジプールの12キロを釣ってから4日間、雨が降らない。見る見るうちに川は減水の一途をたどり、日中はドピーカンと、最悪が続く。水温は渇水なのに7度と冷たく。魚の活性は低い。
After catching a beautiful 12kg at Bridge Pool, fine weather continued for 4 days. The river was getting smaller and smaller.
冷たい渇水
アベレージ10kgオーバーの先週から一転、抜けるような青空が広がり、川は一気に減水へと向かった。それでも水温は7度。冷たい渇水の上にドピーカン。この状況では打つ手が無い。サーモンは動かない。夜も冷え込んだ。日中がドピーカンなら、ナイトフィッシングで挽回のチャンスはあるが、夜が冷え込むと、サーモンは更に動かない。動いてくれなければ、釣れない。
釣れない日が続く。この川に来て初めて、人が目の前で魚を釣るのを3回も見てしまった。一回目はブリッジプール対岸のベイトフィッシャーマンが上げた5キロほどの小さなサーモン。2回目は別のプールの、やはり対岸でかかった8キロ。3回目は早めに到着したビートで我々の前に釣っていた人がかけた8キロ。その後にフライを流しても、サーモンは通りすぎた後だった。
6月は魚の数が少なく、群れも小さい。群れがやってきたときに釣りをしていた人だけが幸運に巡り会える。5分後はシーンと静まりかえってしまう。群れに当たったとき、またその群れがフライを食う状況にあるとき、絶対に釣っておかないと、ノーフィッシュに終わる。我々はそのような状況でも確実にサーモンを上げる経験を積んできたが、巡り合わせが悪ければ、為す術がない。それがサーモンフィッシングだ。
どうしようもない冷たい快晴が続いた後、ようやく気温が上がり、水は更に減ったが水温が12度まで上がり、ローウォーターの典型的状況が生まれた。が、夜になってもサーモンは姿を見せない。数が少なすぎるのだ。
日中は釣りにならないので、テレビの取材につき合う。我々が朝ホテルを出て釣り場に行き、帰りにスモークハウスに寄るストーリーを撮るのだという。サーモンが釣れればメデタシだが、筋書き通り行かないのが魚釣り。
日中は晴れるが、夜が冷え込み、水温を下げる。雨を待つか、水温が上がるのを待つか。持久戦だ。とにかく、食わない。
But salmon never took a fly. We thought many reasons why salmon did not want to have any flies. The water temperature was 7degsC to 10degsC, because air was still cold in the night.
ひたひたになったプール。ドピーカンが続いたせいか、ガウラ上流部に雷雲が発生し、雨がふっているもようだ。
The pool became like a pond. But in the upstream of the river, there was a thundershower because of heating.